ホクリクヒメハナカミキリとは? わかりやすく解説

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ホクリクヒメハナカミキリ

ホクリクヒメハナカミキリ

Pidonia(Pidonia) jasha S.et A.Saito, 1989

分布:本州北陸地方
  寄生植物:未知


体長約9mm 前後背面黒色,各鞘翅には肩部から後半掛けて太い黄色縦帯があり,その後方に幅広い黄色横帯持ち時に縦帯横帯接触し,各鞘翅横帯接触する時がある.♂は♀より黄色帯が発達し全体色彩イメージ明るい.脚は黄色いが,中・後腿節の先半分は黒い.ナガバヒメハナカミキリ近似するが,♀は触角鞘翅端を越えず,普通は触角先端数節が白い.♂は腹面胸部及び腹部が黒いが変化する一方トウホクヒメハナカミキリにも類似するが,本県にはトウホクヒメハナカミキリ分布しない.本県を含む北陸地方のみに分布し,西は敦賀市周辺から北は長野県北部に至る.その分布域の北側にはトウホクヒメハナカミキリがおり,それ以外ではナガバヒメハナカミキリがいる.つまり,この3 種は置き換え種と思われ,本県にはホクリクヒメハナカミキリのみが分布することになる.本県では丸岡町大野市今庄町敦賀市から記録されており,低山から山地帯広く分布し個体数も多い.5 月から6 月発生し梅雨半ば頃には姿を消す自然度高くないにも生息し,花に来集する.広葉樹の細い枯枝成育する
本種はSaito,S.and A.(1989 )によって,新種記載されたもので,今庄町夜叉ヶ池基準産地種小名jasha は“夜叉ヶ池”から因んだものと思われる
今回調査には本種と同時にナガバヒメハナカミキリリストアップされているが,再確認が必要である.
出典福井県すぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究監修 福井県発行


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