プロ入りをめぐる混乱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 21:00 UTC 版)
詳細は「一場事件」を参照 2004年のドラフトに際し、大学屈指の右腕として注目を集めた一場の争奪戦は激化する。本人が在京球団への入団を希望したこともあり、一時は読売ジャイアンツへの入団が内定していたが、同球団が一場に栄養費の名目で200万円を授受していたことが発覚し、入団は白紙となる。8月13日にこの事件の責任を取って渡邉恒雄がジャイアンツのオーナー職を辞任、翌8月14日に一場も明治大学野球部を退部し、当面謹慎を余儀なくされた。 その後、横浜ベイスターズ・阪神タイガースも金銭の授受が発覚したため、横浜の砂原幸雄、阪神の久万俊二郎両オーナーも10月22日に辞任。また広島東洋カープも交通費として2000円の授受があったことが発覚(こちらは正当な額とされたため問題化せず)。この事件により、長らく暗黙の了解で慣習的に行われてきた有力選手への金銭授受を見直す動きが起こり、翌年以降の野球改革を作るきっかけとなった。 一時は日本プロ野球入団を諦め、メジャーリーグや中華職業棒球大聯盟への入団も検討していたが、2005年に創立した東北楽天ゴールデンイーグルスが即戦力の投手を求めていたため、2004年11月9日に自由獲得枠での入団が決まった。
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