プロライセンス制度の規約問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/27 07:54 UTC 版)
「エレクトロニック・スポーツ」の記事における「プロライセンス制度の規約問題」の解説
JeSUのプロライセンスはJeSU公認のゲーム大会で好成績を収めるなどした場合に与えられる。しかしこのプロライセンスを持った場合、賞金付きの非公認大会に出る(ゲームセンターやネットカフェが店舗主催から賞金を出す、いわゆる風営法を無視した大会)と処分されると規約に書いてあり物議をかもしている。国際カジノ研究所所長である木曽崇はネットカフェは適正に運営が行われている限りにおいて原則的に風営法適用「外」の業種であるのでゲーム大会を開き、賞金や商品を提供することは風営法違反にならないのでJeSUは風営法も理解してないと批判している。 アメリカで行われたカプコンアメリカが主催した「ストリートファイターV アーケードエディション」の公式世界大会「カプコンカップ2018」においてプロゲーマーのももち選手が7位になり賞金が50万円もらえる予定ではあった。しかし「カプコンカップ」がいつのまにかJeSU公認大会となっており、ももち選手はJeSUのライセンスを持っておらず(JeSUのプロライセンス制度に反対の立場から)アメリカで行われたカプコンアメリカが主催の大会であるのになぜか賞金がそのまま貰えず10万円に減額された。これまでのカプコンカップはアメリカで行われ、JeSUは関係なかったため賞金をそのまま貰えており、今回の対応に対してJeSUやカプコンに批判が起きている。こうした騒動からEVO JAPANでも減額されるのでは?と心配の声が寄せられたが優勝賞金150万円をそのまま獲得している。 TGS2019で優勝賞金500万円「パズドラ」最強決定戦が行われ中学生である「ゆわ選手」が優勝した。「ゆわ選手」はJeSUの「ジャパン・eスポーツ・ジュニアライセンス」を持っているがJeSUの規定により準プロ扱いでトロフィーと副賞の商品のみで賞金は受け取れない。JeSUは年齢が低くても大会賞金を得ることに問題はない、大会運営者に委ねるというスタンスをといっている。強制力のある規定ではない。ゲームジャーナリストの野安ゆきお氏によれば他のリアルスポーツや将棋や囲碁でも中学生のプロアスリートが存在しているので中学生のプロゲーマーが存在して賞金を獲得することに問題はないはずで、中学生でも賞金を得られるルールにしておくべきだったのでは? という指摘は免れないと語っている。
※この「プロライセンス制度の規約問題」の解説は、「エレクトロニック・スポーツ」の解説の一部です。
「プロライセンス制度の規約問題」を含む「エレクトロニック・スポーツ」の記事については、「エレクトロニック・スポーツ」の概要を参照ください。
- プロライセンス制度の規約問題のページへのリンク