プロセス実行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/14 01:52 UTC 版)
「ビジネスプロセス管理」の記事における「プロセス実行」の解説
プロセスを自動化する従来からの手法は、プロセスの特定の段階を実行するアプリケーションソフトウェアを購入または開発することである。しかし、そのようなアプリケーションがプロセスの全体を正確あるいは完全に自動的に実行できることはまれである。別の手法として、ソフトウェアと人手を組み合わせて利用する。組み合わせ方式は複雑であり、プロセスの文書化も難しい。このため、プロセスの改善も困難となる。 このような問題に対処するため、ビジネスプロセス全体をコンピュータ言語で記述し、それをコンピュータが直接実行するというソフトウェアが開発されてきた。このシステムは各種アプリケーションを統合して利用し、プロセスが複雑すぎて自動化が困難な場合は人間に入力を促すメッセージを出力する。従来の方式に比べると、プロセスの定義を直接実行する方式は直観的で改善しやすい。しかし、このような自動化を行うには柔軟性のある新たなインフラストラクチャを必要とし、古くからあるIT資産上では実装できない。 商用BPMソフトウェアでは、テキストによるプロセスモデル記述よりも視覚的なプロセスモデル開発を中心とすることが多く、モデル開発の複雑性を低減しようとしている。視覚的プログラミングは生産性が高く、ユーザーにも受け入れられ易い。
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