その他の時刻測定法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 23:08 UTC 版)
システム時刻とともによく用いられる、コンピュータシステムに関する時間表現として、「プロセス時間」(process time)がある。これは「実CPU時間」(real CPU time)とも呼ばれ、プロセス実行に要したCPU利用時間の総計であり、プログラム中でループ処理をしているときに費やされた「User CPU時間」と、execやfork等のカーネルのシステムコールを行うのに要した「System CPU時間」の合計のことである。よってプロセス時間は、CPUの命令サイクルの総数またはクロックサイクルの総数であり、一般的には壁時計時刻(英語版)との直接的な相関関係は存在しない。 ファイルシステムも、個々のファイルの作成・最終変更・最終アクセスの時刻を、このシステム時刻を用いてタイムスタンプという形でファイル毎に記録している。例えばUNIXではシステムコールstat(英語版)を利用し、ctime, mtime, atimeという形でファイル制御ブロック(英語版)(File Control Block: FCB)、すなわち各ファイル並びにディレクトリのinodeに記録する。
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