プロセス定義の構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2008/05/22 11:56 UTC 版)
「ebXML Business Process Specification Schema」の記事における「プロセス定義の構成」の解説
この節ではBPSSバージョン1.01に基づいてプロセス定義の概略を記す。 BPSSによるプロセス定義の構成要素は、主に、Business Document、Business Transaction、Binary Collaboration、Multi-party Collaborationである。 Business Documentは、企業間で交換される伝票の定義である。外部に存在するXML Schemaを参照して名前をつける形で定義する。 Business Transactionは、一回の伝票交換を表現する。例えば、注文伝票を出し、その注文に対する回答を返すといった定義を行う。交換する伝票は上述のBusiness Documentの定義を参照する。 Binary Collaborationは、取引企業2社の間での伝票交換の順序を表現する。これがいわゆる「プロセス」らしい部分であり、UMLアクティビティ図に近い形式で上記Business Transactionの実行を順序付ける。Binary Collaborationの各ステップで実行するアクティビティは、Business Transactionを実行するBusiness Transaction Activityか、他のBinary Collaborationをサブルーチン的に呼び出すCollaboration Activityのいずれかである。 Multi-party Collaborationは、3社以上の間の取引プロセスの記述になるが、仕様が不完全なため実際にはまだ使うことはできない。
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