プロジェクト12
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/19 02:43 UTC 版)
「オーストリアサッカー協会」の記事における「プロジェクト12」の解説
国防・スポーツ省と共同で立ち上げた育成計画・エリート支援プログラム。12という数字には「ピッチにいる11人に続くタレントを育てる」という願いが込められている。彼ら・彼女らは所属クラブでの練習に加えて、「プロジェクト12」が用意するスペシャルコーチから指導を受ける。すでに2003年から「チャレンジ08」という、EURO2008に向けた育成プロジェクトを始めており、その土台があったからこそ、新たなプロジェクトとして進化させることができた。 「プロジェクト12」の最大の特徴は、「個人指導」に特化していることであり、プロジェクト12のスペシャルコーチは、サッカー、トレーニング方法、スポーツ医学、スポーツ心理学の4つの領域について専門知識を持っていなければならない。 ひとりのスペシャルコーチが5~6人の選手を担当して、それぞれに対して個別練習を行なう。さらに各分野の専門家が後方支援し、たとえば全選手の骨格を3次元解析して個別メニューの作成に生かす。日々の練習や健康状態は協会のデータバンクに登録され、成長度も細かくモニターされる。スペシャルコーチの人件費として計30万ユーロ。各クラブへの補助金が計44万ユーロ。そしてアンダー年代の特別メニューに66万ユーロ。1年間に計140万ユーロ(約1億8900万円)の予算が用意されている。このプロジェクトにスポンサーも付いている。
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