フォビドゥンブルーとは? わかりやすく解説

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フォビドゥンガンダム

(フォビドゥンブルー から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/29 06:08 UTC 版)

フォビドゥンガンダム (FORBIDDEN GUNDAM) は、テレビアニメ機動戦士ガンダムSEED』に登場する、モビルスーツ (MS) に分類される架空のロボット兵器のひとつである。劇中後半より、「地球連合軍」が生体CPUブーステッドマン」用に開発した3機の1機で、「シャニ・アンドラス」の搭乗機として登場する。展開式の巨大なバックパックと死神を思わせる大鎌が特徴で、敵のビームの軌道を曲げて回避し、自機のビームを曲げて変則的な攻撃を行う特殊兵装を搭載している。「フォビドゥン」は英語で「禁断」、「禁忌」を意味する。メディアや関連商品では「フォビドゥンガンダム」と公称されるが、『機動戦士ガンダムSEED』シリーズやその関連作品群の作中の設定においては、同作のほかのガンダムタイプ同様に「フォビドゥン」と呼称される。


注釈

  1. ^ ただし、後期GAT-Xにおいては省電力の観点から、TP装甲の採用部位はコクピット周辺部のバイタルパートなどに限定される[6]。フォビドゥンでは加えて、ゲシュマイディッヒ・パンツァーの装甲部にもTP装甲を施している[1]
  2. ^ バックパックを「リフター」と記述した資料も見られる[8]。高速強襲形態では背部の装備をすべて使用可能としているが、その反面、腕部の可動域が狭まることからアルムフォイヤーやニーズヘグの使用には適さない[9]
  3. ^ CEにおいては砲身の向きから照準を予測し、ビーム砲撃を回避するテクニックが定石となっている。その対処のため、このような曲射ビーム砲が開発された[11]
  4. ^ なお、『ガンダムSEED』アニメーション作中では一度のビーム発射につき一方向の曲射しか行っていない。
  5. ^ 『機動戦士ガンダムSEED 』第49話(リマスター版第47話)においてはバスターの実弾攻撃を受けている。
  6. ^ そのため、ビームブーメランのように投擲したビーム発生器が零距離で攻撃を与える兵装を防ぐことはできない[12]
  7. ^ 原型機ではエクツァーンが装備されていた個所。
  8. ^ トランスフェイズ装甲が廃止されたと記述した資料もみられる[4]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l 『機動戦士ガンダムSEED MSエンサイクロペディア』一迅社、2008年7月1日初版発行、90-93頁。(ISBN 978-4-7580-1108-2)
  2. ^ a b c d 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY MSエンサイクロペディア』一迅社、2008年11月15日初版発行、7頁および108頁。(ISBN 978-4-7580-1126-6)
  3. ^ a b c d e f g h i j 『機動戦士ガンダムSEED オフィシャルファイル メカ編vol3』講談社、2003年9月9日第一版発行、10-11頁。(ISBN 4-06-334770-2)
  4. ^ a b c d e f g h i j k l 『機動戦士ガンダムSEED コズミック・イラ メカニック&ワールド』双葉社、2012年11月28日、48-51頁。(ISBN 978-4-575-46469-6)
  5. ^ a b 『パーフェクトアーカイブス 機動戦士ガンダムSEED DESTINY』竹書房、2006年5月、162-167頁。(ISBN 978-4812426876)
  6. ^ 『機動戦士ガンダムSEED メカニック&ワールド』双葉社、2012年11月28日初版発行、54頁。(ISBN 978-4-575-46469-6)
  7. ^ 『機動戦士ガンダムSEEDモデルVOL.4 紅の炎編』ホビージャパン、2004年9月、51頁。(ISBN 4-89425-347-X)
  8. ^ 『月刊ガンダムエース2004年11月号増刊 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 公式最速ガイド』 角川書店、2004年9月、68頁。
  9. ^ 『テレビマガジン特別編集エクストラ機動戦士ガンダムSEED&SEED DESTINY MOBILE SUIT FILE』 講談社、2005年5月、22-23頁。ISBN 4-06-179152-4
  10. ^ a b c d 『1/144 HG フォビドゥンガンダム』バンダイ、2003年8月発売、組立説明書。
  11. ^ 千葉智宏『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY 1』角川スニーカー文庫、2005年6月発売、231-232頁。(ISBN 4-04-471701-X)
  12. ^ a b 後藤リウ『機動戦士ガンダムSEED 5 終わらない明日へ』角川スニーカー文庫、2004年2月1日初版発行、158頁。(ISBN 4-04-429105-5)
  13. ^ 森田繁「SEEDの理」『月刊ニュータイプ』2004年2月号、角川書店、36-39頁。
  14. ^ 『機動戦士ガンダムSEEDモデルVol.3 SEED MSV編』ホビージャパン、2004年5月31日初版発行、126-127頁。(ISBN 4-89425-336-4)
  15. ^ a b c d e f g h i j 『機動戦士ガンダムSEEDモデル VOL.3 SEED MSV編』ホビージャパン、2004年5月31日初版発行、93-94頁および142頁。(ISBN 4-89425-336-4)
  16. ^ 『機動戦士ガンダム MS大全集2015』メディアワークス、2015年6月、479頁。(ISBN 978-4048650960)
  17. ^ 『機動戦士ガンダムSEED DESTINYモデルVol.2 DESTINY MSV編』ホビージャパン、2006年3月31日初版発行、159頁。(ISBN 4-89425-415-8)
  18. ^ a b ときた洸一『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY 1』角川書店、2005年1月発売、101-102頁。(ISBN 9784047137080)
  19. ^ a b 『電撃データコレクション 機動戦士ガンダムSEED外伝』メディアワークス、2007年8月15日初版発行、38-39頁。(ISBN 978-4-8402-3907-3)
  20. ^ a b c 『電撃ホビーマガジン』2004年7月号、メディアワークス、44頁。
  21. ^ a b c 『月刊ガンダムエース』2004年7月号、角川書店、110-111頁。
  22. ^ 『月刊ガンダムエース』2004年6月号、角川書店、133-136頁。
  23. ^ 『1/144 ハイグレード アビスガンダム』バンダイ、2005年4月発売、組立説明書。
  24. ^ 『月刊ホビージャパン』2005年8月号、95頁。
  25. ^ 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY オフィシャルファイル メカ 03』講談社、2005年9月、11頁。ISBN 4-06-367157-7
  26. ^ 『公式ガイドブック3 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 誓いの宇宙』角川書店、2005年12月、51頁。ISBN 4-04-853927-2
  27. ^ 『ガンダムウェポンズ 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY R ターンレッド編』ホビージャパン、2014年12月18日初版発行、64-65頁。(ISBN 978-4-7986-0934-8)
  28. ^ a b c d e f 『ガンダムウェポンズ 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY R ターンレッド編』ホビージャパン、2014年12月18日初版発行、50-51頁。(ISBN 978-4-7986-0934-8)
  29. ^ 『ガンダムウェポンズ 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY R ターンレッド編』ホビージャパン、2014年12月18日初版発行、23頁。(ISBN 978-4-7986-0934-8)
  30. ^ 『ガンダムウェポンズ 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY R ターンレッド編』ホビージャパン、2014年12月18日初版発行、27頁。(ISBN 978-4-7986-0934-8)



フォビドゥンブルー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 00:39 UTC 版)

フォビドゥンガンダム」の記事における「フォビドゥンブルー」の解説

雑誌月刊ホビージャパン連載模型連動企画機動戦士ガンダムSEED MSV』において初登場した。カラミティガンダムレイダーガンダムMSVとともに陸海空仕様コンセプトとしており、元より甲羅状のバックパック持っていたフォビドゥンガンダムハサミや尾を追加する事で水棲生物らしさを強調している。メカニックデザイン大河原邦男担当した。 『SEED MSV』に分類されている。フォビドゥンブルーの実働データ元に製造され制式仕様コクピット周辺チタン合金製の耐圧殻採用する事で、試作機問題点であった緊急時耐圧性改善している。開発の折にはジェーン・ヒューストン参加した。前大戦後期地球連合量産機多く105ダガーベースにしていたのに対し本機主戦場水中という事からX100系ではない新規設計による機体となっている。武装構成はほぼフォビドゥンブルーを踏襲するが、頭部イーゲルシュテルンと腕部アルムフォイヤーは省略されている。ただし、腕部にはハードポイント存在するため、任務によっては火器増設する事もある。 CE71年6月30日ロールアウト第二次カサブランカ沖海戦において、少数ながらも実戦投入され、ザフト水中戦MS部隊壊滅させる戦果収めた。この戦闘から、水中戦MS戦闘力地球連合軍の方が上である事が証明され、この一方的な戦果ザフト軍危機感抱きアビスアッシュ開発着手した

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