フィル・ジャクソン体制(2014年以降)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 19:28 UTC 版)
「ニューヨーク・ニックス」の記事における「フィル・ジャクソン体制(2014年以降)」の解説
2013年9月26日、ニックスは、GMをスティーブ・ミルズに交代することを発表、、2014年3月10日、NBADリーグのホワイトプレーンズ買収を発表した。 1月22日フォーブス誌は、ニックスが世界で最も資産価値(1.4億ドル)が高いバスケットボール球団であると報じた。 2014年1月24日、 カーメロ・アンソニーがフランチャイズ記録の62得点、13リバウンドを達成。2014年3月18日、フィル・ジャクソンが球団社長に就任することを発表した。2014年4月21日、マイク・ウッドソンをすべてのスタッフとともに解雇した。2013-14シーズンは37勝45敗、イースタンカンファレンス9位という不本意な結果に終わった。2014年6月9日、かつてフィル・ジャクソンの下で5度のチャンピオンに輝いたデレック・フィッシャーをヘッドコーチとして招き、5年2500万ドルの契約を交わした。 しかし、ニックスの迷走は止まらない。ジャクソン&フィッシャーのコンビが導入したトライアングルオフェンスが機能しない状態に陥っている。カーメロ・アンソニーが主導となって選手側がトライアングルオフェンスを放棄しているとも噂されている新生ニックスは、リーグ下位から抜け出すことが出来ず、2015年1月15日のイギリス・ロンドンのO2アリーナでのミルウォーキー・バックス戦に敗れ、チームワーストとなる16連敗を喫した。また2015年2月16日、主力の一人アマレ・スタウダマイアーをバイアウトで放出し、カーメロ・アンソニーもオールスターゲーム後に左膝の手術のために残り全試合を欠場するなど、泥沼状態から立ち直ることが出来ず、17勝65敗というチームワーストの成績でシーズンを終えた。 2014-15シーズンを散々な成績で終え、2015年のNBAドラフトで4位指名権を得たニックスは、ラトビア出身のビッグマンクリスタプス・ポルジンギスを指名。更にロビン・ロペスやアーロン・アフラロと契約するなど、再建に精力的に動くも、カーメロ・アンソニーはポルジンギスを指名したことについては納得せず、不穏な空気が漂った中で2015-2016シーズンがスタート。ところがポルジンギスは周囲の期待以上の活躍を見せるなど、勝率5割前後の闘いを見せるなど健闘していたが、2016年1月に入り連敗が続き、2月8日にデレック・フィッシャーヘッドコーチは解任。後任のカート・ランビスもチームを立て直すことが出来ず、3月に3年連続プレーオフ不出場が決定し、32勝50敗に終わった。 ヘッドコーチにジェフ・ホーナセックを招聘、更にデリック・ローズ、ジョアキム・ノア、ブランドン・ジェニングスなどを獲得し、巻き返しを図ったニックスだったが、あくまでトライアングルオフェンスを推進しようとするフィル・ジャクソンと、それを否定しようとする現場サイドとの意見の対立が浮き彫りとなる。2016-2017シーズンはシーズン半ばまでは5割前後で踏み止まっていたものの、2017年に入り連敗がかさみ、ノアは膝の負傷に出場停止。ジェニングスは解雇。ローズも不発に終わり、補強面も失敗。カーメロ・アンソニーに放出論が巻き起こるなどゴタゴタ続きでは成績も奮わず31勝51敗で4年連続でプレーオフ不出場で終了。またジェニングスやクリスタプス・ポルジンギスらがフロント陣を非難するなど、散々なシーズンとなった。
※この「フィル・ジャクソン体制(2014年以降)」の解説は、「ニューヨーク・ニックス」の解説の一部です。
「フィル・ジャクソン体制(2014年以降)」を含む「ニューヨーク・ニックス」の記事については、「ニューヨーク・ニックス」の概要を参照ください。
- フィル・ジャクソン体制のページへのリンク