ファミリーマートと合併・閉店
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 08:21 UTC 版)
「エーエム・ピーエム・ジャパン」の記事における「ファミリーマートと合併・閉店」の解説
2010年3月1日、株式会社ファミリーマートは完全子会社のエーエム・ピーエム・ジャパンを吸収合併した。エーエム・ピーエム・ジャパンは合併により法人格が消滅し、21年にわたる日本での法人としての活動に幕を下ろした事になる。 買収時点で1107あったam/pm店舗のうち733店舗を2010年4月より順次ファミリーマート店舗に改装し、不採算の374店舗は閉鎖された。近畿地方ではエーエム・ピーエム・関西とのエリアフランチャイズ契約が2015年まで残っており、ファミリーマートへの転換は当初未定とされていたが、カッパクリエイト保有の株式がファミリーマートに譲渡される事を受けて事実上この権利を破棄・解消し、2011年12月10日をもって全店がファミリーマートに店舗統合された。 経営統合後も、商品群やアットバンク・CNぷれいボックス・appointsなどは従前のまま継続されたが、ファミリーマート店舗への転換に向けて徐々に廃止されていった。なお、メルマガやスカイライナーの特急券販売など、ごく一部のサービスはファミリーマート子会社下だった2009年度中に終了している。 アットバンクについてはファミリーマートへ転換後も継承されることになり、イーネットATMへの置き換えは実施されなかった。そのため、アットバンク設置のファミリーマートが旧am/pm店舗である事が判別できたが、2014年末から2015年にかけてアットバンクATMは順次ゆうちょ銀行のATMに置き換えられた。その後、ファミリーマートに転換された旧サークルK・サンクス店舗に設置されていたBankTimeATMを順次ゆうちょ銀行ATMに転換しているほか、新規出店の店舗でもイーネットATMではなくゆうちょ銀行ATMを設置している所もあるため、ゆうちょ銀行ATMが設置されている店舗が旧am/pm店舗であるかの判別が出来なくなった。 また、とれたてキッチン・とれたて膳やおにぎり・サンドウィッチなどのデリカ食品をはじめとする、エーエム・ピーエム・ジャパンが販売元となっていた商品は、合併日以降、株式会社ファミリーマートへ変更されている。デリカ食品についてはその後ファミリーマート店舗と同一のものとなっている。 2011年12月12日、株式会社ファミリーマートは日本国内のam/pm全店が12月10日までに閉店した事を発表した。 ファミリーマート店舗への転換後は、am/pm時代に鉄道会社との提携により展開しファミリーマートへ転換した店舗と、それ以外のファミリーマート店舗が駅構内などに併存するケースもある。一例としてam/pmと提携していた京成電鉄の八千代台駅では、旧am/pm店舗の「京成八千代台駅構内店」(改札内)と、駅売店「MINI SHOP」からファミリーマートへの転換第1弾店舗「京成八千代台店」(改札外)がともに営業している。同様の事例は、am/pmと提携していた東武鉄道などでも見られる。
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