パールライスとは? わかりやすく解説

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パールライス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/16 15:45 UTC 版)

パールライスとは、JAグループが集荷・仕入れ精米卸売販売しているブランド名もしくはそれを取り扱っている組織または企業を指す。かつては「シルバーライス」の名称で販売され、「♪ふんわりふっくら おいしいごはん シルバーライス」のフレーズにてCMを行っていた。

ブランド名としてのパールライス

JAグループでは、「パールちゃん」というキャラクター[1][2]を用いてパールライスの普及に努めており[3]イオンセブン&アイなど日本各地の量販店小売店で幅広く販売されている。

かつてはテレビコマーシャルも放送され、1993年金井克子の「他人の関係」がCMソングに起用された[4]

2022年現在、こめつぶ丸[5]というキャラクターを用いてお米の普及促進を行なっている。

組織・企業としてのパールライス

大別して2つの形態がある。1つは、「全国農業協同組合連合会○○県本部 米穀部 パールライス課」というように、JAの都道府県本部や経済農業協同組合連合会の中の1組織という形態。もう1つは、「株式会社パールライス○○」というふうに、JAグループでありながらも1つの独立した企業として活動しているという形態である。かつては各都道府県の経済連から株式会社として独立させるという流れが主流であったが、現在では各県のパールライスが再び全農等に吸収されたり、各県パールライス同士での統合が進められている。

2019年10月、全農パールライスは全農福岡県本部の直販部(パールライス事業)とパールライス大分経済連を統合・吸収合併。2022年4月には岡山パールライスを吸収合併し、同年12月1日にはJAパールライス福島を吸収合併するなど「一社化」を加速させている[6]

なお、株式会社として独立している場合であっても、株式の大部分をJAが保持しているほか、JAの都道府県本部や経済連からの出向職員が企業の構成員の中の一定の割合を占めているため、いわゆる他の大多数の株式会社とは異なった特殊な形態を持つ企業という特色がある。

パールライスグループ一覧

ほとんど全ての組織・企業の工場がISO 9001の認証取得を受けている。

関連項目

脚注

  1. ^ 米(マイ)ライフ全農
  2. ^ バーチャル工場見学(全農パールライス西日本)
  3. ^ 事業紹介 米穀事業”. JA全農. 2022年11月21日閲覧。
  4. ^ 1993年 平成5年 金井克子 パールライスCM - YouTube
  5. ^ こめつぶ丸”. 全農パールライス株式会社. 2022年11月21日閲覧。
  6. ^ 全農パールライスがJAパールライン福島を吸収合併、一社化加速 12月1日付で”. 食品産業新聞社 (2022年10月4日). 2022年11月21日閲覧。
  7. ^ 「Coolに炊いてほしいもんだぜ!」-「戦国BASARA米」販売開始 - 仙台経済新聞(2009.5.26 仙台経済新聞)



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