全国開拓農業協同組合連合会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 09:17 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動全国開拓農業協同組合連合会(ぜんこくかいたくのうぎょうきょうどうくみあいれんごうかい、略称全開連)は、畜産に特化した専門農協。第二次世界大戦終戦による日本国外からの引揚者対策として、国策で進められた開拓行政に基づき、1948年に発足した。
概要
- 本部所在地 - 〒107-0052 東京都港区赤坂1-9-13
- 出資金 - 678百万円(平成28年12月現在)
- 代表理事会長 - 平木勇
- 会員
- 正会員
- 農業協同組合28団体
- 准会員
- 公益社団法人全国開拓振興協会
- ゼンカイミート株式会社
- 一般社団法人岩手県開拓振興協会
- 福岡県畜産事業協同組合
- 佐賀県開拓畜産事業協同組合
- 正会員
沿革
- 1948年10月28日 - 全国開拓農業協同組合連合会設立。
- 1966年 - 山梨県八ヶ岳山麓に実験農場開設。
- 1970年 - 「開拓牛」銘柄使用開始。
- 1975年 - 実験農場を栃木県那須(大田原市)に移転。
- 1980年 - 実験農場を畜産技術センターに改称。
- 1989年 - ゼンカイミート株式会社設立。
事業内容
- 購買事業 - 会員の開拓農家に対し、飼料や農業資材などの斡旋販売を行う。
- 販売事業 - 開拓農家が生産した肉牛や肉豚を、子会社のゼンカイミートで加工し、食品メーカーや生活協同組合に販売する。牛乳は共同会社を通じ、生活協同組合に販売する。開拓農家が全開連方式で生産するホルスタイン種の去勢牛は「開拓牛」、ホルスタイン種と黒毛和種を交配させた牛は「開拓交雑種牛」の商標で販売している。
- 指導事業 - 獣医師、畜産経営診断士、畜産環境アドバイザーなどの有資格者が、開拓農家に対し生産技術や経営管理などの営農指導を行う。
- 研究開発事業 - 栃木県那須の畜産技術センターにて、飼料の研究開発などを行う。同センターにおいて開発された配合飼料で肥育させることを「全開連方式」と呼んでいる。
外部リンク
関連項目
- 全国酪農業協同組合連合会(全酪連)
- 全国畜産農業協同組合連合会(全畜連)
- 戦後開拓
- 全国開拓農業協同組合連合会のページへのリンク