パルヒム(メクレンブルク=フォアポンメルン州)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 19:42 UTC 版)
「電動バス」の記事における「パルヒム(メクレンブルク=フォアポンメルン州)」の解説
メクレンブルク=フォアポンメルン州パルヒム(Parchim, Mecklenburg-Vorpommern)では2022年2月1日から電気バス車両を定期運行に配備。2021年9月初旬には、メルセデス・ベンツから最初の15台の"eCitaro"がVLP(Verkehrsgesellschaft Ludwigslust-Parchim mbH)に納車された。このタイプのバスは、ニッケル、マンガン、コバルトを必要としないリン酸鉄リチウムをベースにした固体電池で走行。車輪のハブ (機械)の近くに電気モーターを搭載し、電気式CO2ヒートポンプで暖房・冷房を行う。すでに電気バスの試験運行が始まっている。2022年2月1日から、パルヒム地域で新しい電気バスが定期的運航される予定。ルートヴィヒスルスト・パルヒム(Ludwigslust-Parchim)地区は、地区開発コンセプト”KEK2030”の一環として、電動モビリティを推進し、2030年までに地区内のCO2排出量を55%削減を計画。パルヒムのVLP運行拠点にはシュタットヴェルケ・パルヒムの協力により1600kVAの変圧器が設置された。現在、他の拠点でも充電インフラがさらに拡張され、車庫管理への投資も行われている。この目標達成のため、VLPバスも電動運行へ転換を進める予定。このため、VLPバス発着所の充電インフラの送配電網接続設置と、電気バス稼働機能を備えた運行管理システムの導入プロジェクトが開始された。メクレンブルク=フォアポンメルン州交通省は、欧州地域開発基金(ERDF:European Regional Development Fund)から約270万ユーロを投じてこのプロジェクトを支援している。投資総額は約360万ユーロに達する。
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