パブリック・ピアリングとは? わかりやすく解説

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パブリック・ピアリング(IX経由のピアリング)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/08 00:00 UTC 版)

ピアリング」の記事における「パブリック・ピアリング(IX経由ピアリング)」の解説

IXにおいては一般的に単にIX用意するスイッチングハブケーブル接続しただけでは全くトラフィック流れことはなく、当該IX参画するISP対し個別ピアリング行ってくれるように交渉を行う必要がある。これは大手ISPにおける「トラフィックただ乗り」に対す危惧背景にある。 日本初IXであるNSPIXP1誕生した当初は、IX参加しただけでNSPIXP1参加する他の全ISP無条件ピアリング成立し相互にトラフィックを流すことができた。しかし当時海外直接接続する回線価格が非常に高くISP中でもインターネットイニシアティブIIJ)など一部大手ISPしか海外接続していなかったため、中小ISP中には海外回線費用負担惜しさNSPIXP1への加入試みるものも現れた。また実際そのようなISP増加するにつれ、IIJなどは海外向け回線増強を行わざるを得なかった。 そのためNSPIXP2開設以降は、そのような海外向け回線へのただ乗り」を防ぐため、IXにおけるピアリング原則としてISP相互間で合意するまで行わないこととすることが一般的となり、ISP規模大きく差があるようケースでは中小ISP側が大手ISP対し海外向け回線費用相当額負担すること(=IPトランジット購入)をピアリング条件とするケース見られるようになった。 しかしIX規模拡大と共に参加するISPの数も大きく増加しており、それらのISP対し個別ピアリング交渉を行うことは非常に手間がかかる作業となっている。そのため最近商用IXでは、IX運営会社ピアリング交渉代行を行うケースも多い。またBBIX最初からYahoo! BBネットワーク対すピアリング保証しているように、後発IX中には大手ISPとのピアリング保証して新規加入者の勧誘努めているところもある。

※この「パブリック・ピアリング(IX経由のピアリング)」の解説は、「ピアリング」の解説の一部です。
「パブリック・ピアリング(IX経由のピアリング)」を含む「ピアリング」の記事については、「ピアリング」の概要を参照ください。

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