バーク貴族・準男爵名鑑
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「ジョン・バーク (系譜学者)」の記事における「バーク貴族・準男爵名鑑」の解説
1811年までにロンドンに移住、そこで詩作を発表した後、1826年に『バーク貴族・準男爵名鑑(英語版)』を出版した。貴族名鑑はそれまでもアーサー・コリンズ(英語版)(1760年没)やジョン・デブレット(1753年 – 1822年)、ニコラス・ハリス・ニコラス(英語版)(1799年 – 1848年)も出版していたが、コリンズやデブレットが爵位をピアレージ(英語版)別(イングランド貴族、スコットランド貴族、アイルランド貴族)に分けた上、儀礼席次順に並べた。ニコラスが1825年に出版した貴族名鑑ではイングランド貴族のみを収録し、それをアルファベット順に並べた。これに対し、バーク貴族名鑑では全ての貴族がアルファベット順に収録された上、準男爵も含まれており、参照の便利さによりすぐに人気を博した。デブレットの死後も刊行され続けた『デブレット貴族名鑑』はバーク貴族名鑑の人気を見て、1840年にアルファベット順を採用した。 この人気の最中、バークは1828年、1830年、1833年に貴族名鑑の第2から第4版を出版、そのページ数も初版の359ページから第4版の1,300ページと大幅に増えたが、家系の起源に誤情報が多く含まれ、19世紀末にはJ・ホレス・ラウンド(英語版)により批判された。また、1831年にA General and Heraldic Dictionary of the Peerages of England, Ireland and Scotland, Extinct, Dormant and in Abeyanceと題する、廃絶・停止・休止した爵位の名鑑も出版しており、以降1840年、1846年、1866年、1883年に再版した。 『バーク貴族名鑑』は以降も刊行を続け、1847年の第9版以降は毎年刊行されるようになった。
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