バンパニーズ関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 07:11 UTC 版)
「ダレン・シャン (小説)」の記事における「バンパニーズ関連」の解説
バンパニーズ バンパイアと同じ闇の世界の種族。かつてはバンパイアと同じ種族だったが、700年前に出来た「人を殺してはならない」という掟やバンパイアの階級制度に不満を抱いた者たちが独立し、バンパニーズと呼ばれるようになった。バンパイアとは上述の能力や規律に厳しいなどの共通点があるが、「人間の血を全て飲み干し、その魂を取り込む事こそ気高い」と考える点で大きく異なっている。大量の人間の血を摂取する影響で、紫色の肌と赤い瞳を持つなど姿もバンパイアより怪物然としている。 本来はバンパイアと同じように高潔な種族であり、血を飲む時人間を死なせはするがそれ以外に無益な殺生はしなかった。しかしスティーブが大王となり傷あるものの戦が始まってからは様相が変わり、バンパイア一族とその仲間に対して卑劣な謀略を巡らせるようになった。人間界にも積極的に接触し仲間を増やす一方で、血を取り入れる目的以外で大量の人間を殺害するようになった。かつてなら仲間に引き入れなかった狂人のR・Vや粗暴なバンペット達が先陣を切って戦うようになったが、これも時代の変化についていくために、という大王の指示である。半バンパニーズ バンパニーズの血を受けながら完全に本物になっていない状態。バンパニーズの血が流れていることを除けば、能力や特徴、純化作用が起こる点などは半バンパイアと同一。 バンパニーズ大王 本来は階級が存在しないバンパニーズにおいて、バンパニーズ一族を支配しバンパイア一族との戦いを勝利に導くと言われている大王。ミスター・タイニーが出現を予言した。燃え盛る炎の棺から無傷で出てきたものがこれになる。作中でスティーブが大王として認められた。大王ハンターはバンパニーズ大王が直々に手を下さなければならず、他のバンパニーズが大王ハンターを倒してしまった場合バンパニーズ一族は敗北する。なお、全てのバンパニーズが大王を崇拝しているわけではなく、「バンパニーズ大王に従わなければ一族が滅びる」という言い伝えがあるため仕方なく従っているバンパニーズも少なくないという。 炎の棺 はるか昔にミスター・タイニーから贈られた、バンパニーズの持っている棺。「運命の使者」を名乗るバンパニーズの一団に守られている。この中に普通の人間やバンパニーズが入ると瞬く間に炎で焼き尽くされて死んでしまうが、「バンパニーズ大王」になる者は、この中に入っても無傷で出てこられると言われている。スティーブが入り生還し、ガネンがそれを確認してスティーブがバンパニーズ大王となった。 バンペット 人間界と闇の世界に繋がりをもたせるためスティーブが考案した、バンパニーズに従う人間で構成された武装集団。メンバーの中にはモーガンの様な現職の警官も含まれている。バンパニーズの基礎を教え込まれているが、バンパニーズの血が流れていないので、戦闘の際は銃火器やボウガンなどの飛び道具を使える。茶色のシャツに黒のズボン姿、頭をそり上げこめかみにVの刺青を入れて目の周りを赤く塗っているのが特徴。規律を重視するバンパイアやバンパニーズと違い、単に暴れたいだけの素行不良な集団であるため、バンパニーズの中にもよく思わない者もいる。
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