ハード整備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 05:11 UTC 版)
ニュータウン内には山万がVONAを用いて運行する新交通システム(AGT)山万ユーカリが丘線が走っており、京成電鉄ユーカリが丘駅に接続している。ユーカリが丘駅前のユーカリが丘4丁目は、超高層住宅・商業施設・放送局・総合子育て支援センターの入る複合開発「スカイプラザ・ユーカリが丘」や、ウィシュトンホテル・ユーカリ、シネマコンプレックスを擁したショッピングセンター(YOU!PLA)等の超高層住宅・商業立体開発エリアとして整備されている。ユーカリが丘4丁目の大部分は、佐倉市唯一の高度利用地区として設定されている。 ユーカリが丘駅を離れると、ユーカリが丘線の各駅周辺は、集合住宅の立体開発、それ以外のエリアは一戸建が主体の平面開発エリアとなっている。これは、商業の利便性と良好な住環境維持の両面を実現するための施策である。 良好な住環境を維持するため、ユーカリが丘の開発当初から全域に建築協定を設定。住宅間のブロック塀設置の制限や植栽による緑化を義務付けるとともに、一定面積以下の宅地分割を規制していた。現在では、佐倉市の制定する地区計画に継承され、条例化されている。 ユーカリが丘内に整備されている総合子育て支援センターや保育所、老人保健施設、グループホーム、温浴施設、ホテルなどの施設は、全て山万グループが整備・運営している。 ユーカリが丘は、都市計画の立案から都市機能の整備・運営まで民間会社主導で行われているのが特徴である。新交通システムであるユーカリが丘線も山万が立案した都市計画に盛り込まれていたが、これが提示された佐倉市はバスを並走させることも考えていた。しかし環境保護を重視した山万はこれに難色を示し、この時点でのバス路線は実現しなかった。
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