ハードウェアの方針
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 01:58 UTC 版)
「ソニー・インタラクティブエンタテインメント」の記事における「ハードウェアの方針」の解説
SIEのゲーム機は高い処理性能によって他社との差別化を図っているものが多い。 例えば、PSではGTEによるジオメトリ性能の強化を図り、PS2ではエンベデッドDRAMを採用しピクセル描画性能を高め、PS3ではCellによる浮動小数点演算性能を強化して物理演算などによる仮想世界の構築に焦点を合わせた。 これらの特徴を得るために、最先端キーデバイスの自社開発を積極的に進めた。PSではジオメトリエンジン(GTE)の仕様策定に関わり、PS2では東芝とCPU(Emotion Engine)を共同開発した。また描画LSIのGSはソニー木原研究所(2006年4月1日にソニー技術開発本部に移管)との共同開発である。PS3ではソニー、東芝、IBM3社共同でSTI Design Centerを設立し、218GFLOPS 3.2GHzの強力なプロセッサ(Cell)を開発した。また、携帯機であるPSPのLSIは据え置き機であるPS2に非常に近い機能を持つとされる[誰によって?]。 しかし、PS Vita以降はプロセッサの開発コストが高騰している半導体業界の情勢を踏まえ、プロセッサの自社開発やプロセッサメーカー標準品からの大幅なカスタマイズを避けている。
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