ハードウェアの新陳代謝と人気の集中
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 08:59 UTC 版)
「8ビット御三家」の記事における「ハードウェアの新陳代謝と人気の集中」の解説
この時代を通して、技術進歩は今日よりも遥かにゆっくりしており、概ね機種の世代交代は2〜3年に1バージョンが上がるという物で、旧機種の寿命も5〜8年程度あった。このようにゆっくりしたハードウェアの進歩の中で、よりソフトウェア(8ビットパソコン市場においては、その多くは実用ソフトではなくゲームソフトであった)が多く発売されている機種へと人気が集中した。 この状況で御三家とされたPC-8000シリーズやFM-7シリーズ、X1シリーズはソフトウェア資産も多く、またソフトウェア制作会社も採算の問題から人気機種に集中してソフトウェアを供給するようになり、遅れてパソコン市場に参入したメーカーが自社製品を市場に売り込むためには、まずソフトウェアメーカーに働き掛けて、自社製品向けにソフトウェアを開発・移植・販売してもらうようにしなければならない程だった。
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