華かほり【ハナカホリ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9784号 |
登録年月日 | 2002年 3月 1日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 華かほり よみ:ハナカホリ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業生物資源研究所 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台二丁目1番地2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 中村崇、鳥山伸一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「山田錦」の種子に放射線を照射して育成された固定品種であり、育成地(静岡県磐田郡豊田町)における成熟期は中生の早、精玄米千粒重が大の酒造用の水稲、粳種である。 草型は偏穂重型、稈長は長、稈の細太は中、剛柔は柔、止葉の直立の程度及び穂長は中、穂数はやや少、粒着密度はやや疎、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、芒の有無と多少は無である。玄米の形はやや円、大小及び精玄米千粒重は大、心白の多少及び大小は中である。出穂期及び成熟期は中生の早、穂発芽性はやや易、耐倒伏性は弱、脱粒性はやや易である。穂いもち圃場抵抗性は弱、葉いもち圃場抵抗性はやや弱、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)、萎縮病抵抗性品種群別は感受性群、ツマグロヨコバイ抵抗性品種群は感受性群、トビイロウンカ抵抗性遺伝子型は+、アミロース含量はやや高、蛋白質含量は低である。 「山田錦」と比較して、稈が短いこと、玄米の形が円いこと等で、「若水」と比較して、稈が長いこと、心白が少ないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成元年に出願者のほ場(宮城県仙台市)において、放射線を照射した「山田錦」の種子を栽培し、放射後第3代で変異個体の選抜を行い、その後、系統育種法により育成された固定品種であり、平成5年から生産力検定試験及び7年から特性検定試験を行い、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお、出願時の名称は「YNW16」、出願公表示時の名称は「香華」であった。 |
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