ハッブル–ルメートルの法則
(ハッブル時間 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/23 01:11 UTC 版)
現代宇宙論 | ||||||||||||||
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ハッブル–ルメートルの法則[1](旧称「ハッブルの法則」)とは、現代宇宙論において観測される以下の法則のことを指す[2][3]。
- 10メガパーセク以上離れた位置に観測される天体には、地球との相対速度と解釈される赤方偏移が見られる。
- このドップラー効果から計算される、様々な銀河の地球からの後退速度は、数百メガパーセク程度の銀河までは地球からの距離にほぼ比例する。
ハッブル時間とハッブル距離
ハッブル定数の逆数は
ハッブル時間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/05 10:01 UTC 版)
宇宙論の方面から宇宙の年齢を計算するなら、最も重要なのはハッブル定数である。 ハッブルの法則によれば、あらゆる銀河は距離に比例した速度で遠ざかっており、その比例定数がハッブル定数である。膨張速度が一定ならば、ハッブル定数の逆数で定義される時間だけ過去には、全ての銀河は一点に集まっていたことになる(図の Ω = 0 {\displaystyle \Omega =0} )。この時間をハッブル時間と呼ぶ。 小松英一郎ら (2008) によると、2008年時点で最も高精度なNASAのWMAP(ウィルキンソン・マイクロ波異方性探査機)による観測に、他のいくつかの観測を加味した結果、ハッブル定数は (70.5±1.3) km/s/Mpc 、ハッブル時間は (138.7 ± 2.6) 億年である。しかし、このハッブル時間をそのまま宇宙の年齢と考えていいかは議論の余地がある。宇宙膨張は加速や減速をするからである。
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