ハッブル体積
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 01:19 UTC 版)
ハッブル体積(ハッブルたいせき、Hubble volume)とは、観察者を中心として、宇宙膨張の後退速度が光速未満となる宇宙の体積である。 ハッブル球(Hubble sphere)、ハッブル球殻とも。ハッブル球の外側の天体は空間膨張に合わせて光速を超えた速度で観察者から離れて行くため、観察者が光速でハッブル球の外側の天体に向かったとしても天体は遠ざかるように見え、永遠に辿り着くことはできない[1]。従って、超光速航法や超光速通信が可能でない限り、観察者にとってはハッブル球の外側との通信すら不可能であり、天体などが過去に発した光や重力波に含まれる情報しか触れられないことになる。
- ^ “ハッブル距離 | 天文学辞典” (日本語). astro-dic.jp (2017年8月26日). 2022年4月20日閲覧。
- ^ 共動半径については共動距離(en:comving distance)を参照してください。
- ^ 括線を横棒で表記すると。球の体積の公式から。
- ^ Douglas Scott and Ali Frolop (2006), “Cosmic Conspiracies”, astro-ph/0604011
- 1 ハッブル体積とは
- 2 ハッブル体積の概要
- 3 関連項目
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