クォーク時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/30 03:41 UTC 版)
クォーク時代(Quark epoch)は、初期宇宙の進化において、重力、電磁力、強い相互作用、弱い相互作用の基本相互作用が現在の形になったが、宇宙の温度がまだ高すぎて、クォークが結合してハドロンになることはできていなかった段階である。クォーク時代は、電弱相互作用が弱い相互作用と電磁力に分かれ、電弱時代が終わったビッグバンの約10-12秒後に始まった。クォーク時代の間、宇宙は濃く熱いクォークグルーオンプラズマに満たされていた。粒子間の衝突は非常にエネルギーが高いため、クォークが結合してメソンやバリオンになることはできなかった。クォーク時代は、ビッグバンの約10-6秒後に、粒子相互作用の平均エネルギーがハドロンの結合エネルギーを下回った時に終わった。続く時代は、クォークがハドロンに閉じ込められ始めた時に始まり、ハドロン時代として知られる。
- 1 クォーク時代とは
- 2 クォーク時代の概要
クォーク時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 09:17 UTC 版)
詳細は「クォーク時代」を参照 宇宙誕生から10-12から10-6秒後 電弱時代の終わりに電弱超対称性が破れると、ヒッグス粒子は真空期待値を獲得し、あらゆる粒子はヒッグス機構により質量を獲得すると考えられる。重力相互作用、電磁相互作用、弱い相互作用、強い相互作用からなる基本相互作用は、現在のように分離するものの、宇宙の温度は高いためクォークの結合によるハドロンの生成は生じない。
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