ネパール側ベースキャンプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 06:32 UTC 版)
「エベレスト・ベースキャンプ」の記事における「ネパール側ベースキャンプ」の解説
南側ベースキャンプへの道はヒマラヤで最も人気のあるトレッキングルートのうちのひとつであり、年間数千人もの観光客が訪れる。トレッカーは通常はネパールの首都、カトマンズから飛行機でルクラまで飛び、そこからベースキャンプまでを歩く。飛行機を使わずルクラまでトレッキングすることも可能ではあるが車の通れる道ではないため、その場合は荷物を担いで歩くことになる。 2015年にはルクラ空港からベースキャンプまでのトレッキングにおよそ4万人が訪れている。 ルクラからは登山者たちはドゥード・コシ(英語版)川に沿って歩き、標高3,440メートルのナムチェバザールを目指す。ナムチェバザールまではおよそ2日間かかり、この村は地域のハブとなっている。通常は登山者たちは順応のためにこの村で1日を過ごす。そこからさらに2日間歩くと、標高4,260メートルのディングボッシュ(英語版)に到達する。ここでもう1日を順応に充てる。ここからベースキャンプまではさらに2日かかり、途中ゴラクシェップ(英語版)を経由する。ゴラクシェップはカラパタール(英語版)(標高5,545メートル)とプモリのふもとの開けた地域を指す。 2015年4月25日、ネパール地震が発生した。この地震が引き金となってプモリで雪崩が発生し、エベレスト・ベースキャンプを飲み込んだ。少なくとも19名が死亡したとされている。本震と一連の余震によってベースキャンプへのルートは損傷を受け、一部は改修が必要とされた。
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