ネバーランドの子供
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 13:49 UTC 版)
「ピーター・パン (キャラクター)」の記事における「ネバーランドの子供」の解説
バラエティ番組『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』において「童話「ピーター・パン」でピーター・パンの仲間に子供しかいないのはピーター・パンが成長した子供を殺しているから」という内容のトリビアが放映されたことがあった。 番組中ではJ・M・バリー資料館の広報に話を聞き、広報はピーター・パンが殺していると肯定、『ピーター・パンとウェンディ』の原文中の2つの文章を組み合わせてそのトリビアの根拠としていた。その2つの文章とは「ピーターは執念深く、できるだけ速く大人たちを殺そうとしていた」と訳せる部分および「子供たちが大人になったようなときには、それは規則違反なので、ピーターは彼らを間引いた」と訳せる部分である。 だが前者については、「誰かが息をするたび大人が一人死ぬ」というネバーランドでの言い伝えに基づいてピーター・パンが激しく息をしていた場面での事で、しかもここではハッキリと“大人”となっており“成長した子供”とはなっていない。これは、ウェンディが父母への思いから「家に帰る」と言い出したことで、何もかも台無しにしてしまう大人への怒りと復讐心から取った行動である。さらに後者の文章とは全く関わりが無い。後者の文章についても、ネバーランドに居る迷子の子供達の数についての説明の中で、「ピーターに間引かれてしまいます」と表現されてはいるものの、単にピーター・パンを「隊長」とするコミュニティから追い出されるだけなのか、殺してしまうのかは不明である。ただ、その直前に「殺されたりなんかするので」との一文があり、ピーター・パンが迷子たちを殺したとは言ってはいないものの、第5章の最初から「~間引かれてしまいます」までを読むと、“ピーターパンに殺される”か、“海賊に殺される”か、もしくは“迷子たち同士で殺している”とのいずれかの解釈が成り立ちうる事は確かである。 番組では子供の殺害方法はピーター・パンが持っている剣で刺した、右手を食われたフック船長のようにワニに食べさせた、ティンカー・ベルと手を組んで空中に持ち上げてから落とした、3つの説が挙げられた。 確認VTR終わりでは「大人の階段の先にはピーター・パンが待ち受けていた」と形容された。
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