ニーダロス大聖堂とは? わかりやすく解説

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ニダロス‐だいせいどう〔‐ダイセイダウ〕【ニダロス大聖堂】

読み方:にだろすだいせいどう

Nidarosdomenノルウェー西海岸都市トロンヘイムにある大聖堂同国キリスト教化努めたオーラフ2世埋葬されている。1070年建造始まってから何度も改修されゴシック様式ロマネスク様式混在する中世には北欧重要な巡礼地だった。ニーダロス大聖堂。

ニダロス大聖堂の画像
撮影・DymphieH http://os7.biz/u/V7lhL
ニダロス大聖堂の画像
撮影Trondheim Havn https://goo.gl/YYB0Xt

ニーダロス大聖堂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/02 22:14 UTC 版)

ニーダロス大聖堂。1857年の写真。

座標: 北緯63度25分37秒 東経10度23分49秒 / 北緯63.4269度 東経10.3969度 / 63.4269; 10.3969

ニーダロス大聖堂ノルウェー語Nidarosdomen)は、ノルウェーで最も壮麗な教会建築で、トロンハイムにある。1152年に設立されたノルウェー大司教座の大聖堂。宗教改革以後、ルーテル教会派の司教座となった。建築様式はロマネスク様式ゴシック様式である。過去には北ヨーロッパ中から信徒がやってくる重要な巡礼地であった。

戴冠式

View from the Elgeseter bridge

ノルウェー国王たちの戴冠式が執り行われたのは、最初はベルゲンオスロであった。1400年以後、ニーダロス大聖堂は戴冠式教会となったが、宗教改革以後戴冠式はデンマークとの同君連合時代からはここで行われなかった。戴冠式は1814年にノルウェーが自治を回復してから再開された。1814年憲法は、ニーダロス大聖堂は国家の戴冠式教会であると明文化した。最後の戴冠式が執り行われたのは1906年ホーコン7世の為のものである。2年後、憲法が改正され、戴冠式の条項が除去された。後の王たちは、大聖堂内で公式に教会の祝福を受けた。ノルウェー王の王冠が大聖堂に保管してあり、2006年から常設展示されている。

オーラヴ王

大聖堂は、1030年スティクレスタズの戦い英語版で殺されたオーラヴ・ハーラルソンの埋葬された場所として建設されたとされてきた。オーラヴ王は死後370日後に列聖され、ニーダロスへ向かう巡礼がすぐに始まった。

建設と修復

大聖堂建設は1070年に始まり、1300年頃に終了した。大聖堂は1327年の大火でひどい損害を受け、再び1531年にも火事で損傷した。交差廊の西本堂は崩壊し、1900年代初頭の修復まで再建されなかった。1708年、石壁を除いて完全に燃え落ちた。1719年には落雷を受け、再び火で痛めつけられた。主任建築家ハインリヒ・エルンスト・シルマーが指揮した主たる再建と修復は、1869年に始まった。クリスチャン・クリスティによってほぼ完成した。公式に完成したのは2001年である。大聖堂のメンテナンスは進行している。

オルガン

大聖堂西正面

2つの巨大なパイプ・オルガンが聖堂内に設置されている。北交差廊にあるメイン・オルガンはシュタインマイヤーによってつくられ、1930年に据えられた。125の音栓がある。1962年、オルガンは緻密に再建され西本堂へ移動した。多くの音栓が取り除かれた。これらのいくつかは、新しい聖歌隊オルガンをつくるため使われた。1993年から1994年、古いバロック様式のオルガン(ヨーハン・ヨアヒム・ワーグナーが1738年から1740年にかけ作った)が細心の注意を払ってJürgen Ahrendの手で修繕された。これには30個の音栓があり、北交差廊のギャラリーにある。

現在、大聖堂は観光地として人気がある。観光客は、しばしばかつての歴史ある巡礼路を通って壮麗な教会へ向かう。

聖歌隊

  • ニーダロス大聖堂聖歌隊
  • ニーダロス少年合唱団
  • ニーダロス少女合唱団
  • Schola Sancta Sunnivae

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