ニッケル・水素充電池
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 07:16 UTC 版)
「電気自動車用蓄電池」の記事における「ニッケル・水素充電池」の解説
詳細は「ニッケル・水素充電池」を参照 ニッケル水素電池は現在、比較的成熟した技術と考えられている。充放電の効率は鉛蓄電池よりも低い(60 - 70%%)が、比エネルギーは鉛蓄電池よりもはるかに高い30 - 80 Wh/kgである。適切に使用すれば、ニッケル水素電池は非常に長持ちする。ハイブリッド車や、10万マイル(16万km)走行しても10年以上の使用期間を経ても問題なく動作する第1世代のニッケル・水素電池を搭載したトヨタ・RAV4 EV(英語版)が現存していることからも、そのことがわかる。欠点としては、効率が悪いこと、自己放電が大きいこと、充電サイクルが非常に細かいこと、寒冷地での性能が低いことなどが挙げられる。 GM Ovonic社は第2世代のEV-1に採用されたニッケル・水素電池を製造し、Cobasys社もほぼ同じ電池を製造している(Ovonic社の電池が11セルであるのに対し、1.2 V 85 Ahのニッケル・水素電池を10セル直列に配置)。この電池はEV-1では非常によく機能したが、近年は特許の壁(英語版)に阻まれて使用が制限されている。
※この「ニッケル・水素充電池」の解説は、「電気自動車用蓄電池」の解説の一部です。
「ニッケル・水素充電池」を含む「電気自動車用蓄電池」の記事については、「電気自動車用蓄電池」の概要を参照ください。
ニッケル・水素充電池と同じ種類の言葉
電池に関連する言葉 | 砂糖電池 リチウムイオン電池(リチウムイオンでんち) ニッケル水素充電池(にっけるすいそじゅうでんち) エジソン電池(エジソンでんち) 空気電池(くうきでんち) |
Weblioに収録されているすべての辞書からニッケル・水素充電池を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からニッケル・水素充電池 を検索
- ニッケル・水素充電池のページへのリンク