空気電池
別名:空気乾電池,空気亜鉛電池
【英】air cell
空気電池とは、1次電池(使い捨ての乾電池)の一種で、電極の一部に大気中の酸素を使用する乾電池のことである。
空気電池の正極には通気のための孔(あな)が開いており、そこから酸素を取り込んで化学反応を引き起こす仕組みをとっている。負極には亜鉛が使用され、電解液としては塩化アンモニウムや水酸化カリウムなどが用いられる。軽量で比較的エネルギー密度がたかく、小型化も可能であるため、補聴器などに取り付けるボタン電池などに採用されることが多い。水銀などを含まずクリーンであるという特徴もある。ただ、空気孔を一度開封してしまうと常に電池容量を消費していくという性質も持っている。
空気電池は1900年代に発明され、米国では1970年代、日本では1980年代にボタン電池の形式で実用化されるようになった。
参照リンク
ボタン形空気亜鉛電池 - マクセル
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