電池に関する注意
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 19:57 UTC 版)
懐中電灯の能力を正しく発揮するため、機種に適した電池を使用する必要がある。 長期保管を前提とした常備灯などではマンガン乾電池、高光量を求めたものはアルカリ乾電池での使用を想定して設計されたものが多い。 ニカド電池 (Ni-Cd) やニッケル・水素充電池 (Ni-MH) は電圧が低いため、アルカリ乾電池やマンガン乾電池の代わりに用いた場合は十分な光量が得られない場合がある。なお、「エネループ」が普及して以降の新製品にはニッケル・水素充電池 (Ni-MH) に対応し、性能を十分に発揮できるものがある。ただしNi-MH電池を水中ライトなどの気密性の高い機器で使用すると水素ガスが機器内部に充満して危険である。 かつて販売されていたオキシライド乾電池は電圧が高いため、短時間で電球のフィラメントを焼き切ってしまう危険性がある(注意書によると、実験ではフィラメントの高熱で豆電球が溶けた例もある)。そのため、オキシライド乾電池の製造元である松下電器産業(現:パナソニック)では、豆電球を使った機器に使用しないよう呼びかけている。 電池の液漏れによる腐食を防ぐため、長期間使用しない場合は電池を外しておくことが望ましい。常備灯にあっては、定期的な点検を心がけたい。なお、リチウム電池(一次電池)を利用するタイプには長期間放置しても大丈夫なタイプもある。
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