ナンテンバッハ連結線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 23:22 UTC 版)
「マイン=シュペッサルト線」の記事における「ナンテンバッハ連結線」の解説
ナンテンバッハ連結線はマイン=シュペッサルト線とハノーヴァー - ヴュルツブルク高速線を結ぶ高速列車用連結線である。連結線はマイン=シュペッサルト郡ノイエンドルフ町で分岐しロールバッハ信号場で高速線に合流する。路線距離は11.3 kmで、全区間複線で電車線と連続列車制御装置が設備されている。連結線は多い人工構造構造物の印象を与えて、マイン谷の鉄道橋、高速線のミュールベルクトンネルと交差するショェンライントンネル、残りの三つのトンネルと構成されている。連結線はシュペッサルト自然公園の中にある。 最大傾斜率は12.5 ‰、最小曲率半径は2650 m、レールの間隔は4.70 mである。許容速度は200 km/hで、列車は分岐器によって在来線へ最大150 km/hで進入できる。ハノーヴァーからの高速線と合流地点では200 km/hの可能な分岐器が特徴である。 ハノーファー - ヴュルツブルク高速線と連結するナンテンバッハ連結線の建設計画は1975年9月導入された。建設許可は1978年6月連邦交通省によって鉄道法14条3項の根拠で与えられた。1988年夏フルダー - ヴュルツブルク区間が開業されたとき、連結線用の分岐線路と信号機が準備されていた。 ナンテンバッハ連結線の建設は1990年3月 (他の文献では1991年5月) に始まった。トンネルの施工では新オーストリアトンネル工法が応用されて、トンネルの長い排水路は必要なかった。連結線建設と同時に国道26号の経路変更が計画され、その道路は移設された。建設費は1991年約3億3000万マルクと算定された。1994年6月連結線は開通して、過去のハーナウ - ロールバッハ区間の改修プロジェクトは一旦完成された。
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