ドーン・バクストン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 08:45 UTC 版)
「エルフを狩るモノたち」の記事における「ドーン・バクストン」の解説
エルフの女性。目的のためには手段を選ばない冷酷非道な性格で、自分の部下も手駒としか見ておらず、不要になったら簡単に切り捨てる。モールドを研究し、それを操作することを可能にした人物である。人々から毛髪を集めるために「モールド・クリニック」という健康術の組織を作り、会員を増やしていく中で通常ではありえない肉体回復(切断した四肢が生えてきたり、完全失明した目に視力が回復するなど)を会員に施したりする一方で、その持ち主の人体を発火や爆発をさせる行為を繰り返していた。「星座盤」を用いてモールドの解析を行い、最終的にモールドの定理を完全解析したことで人間はおろか動物や植物までも自由にモールド操作できるようになり、目標であった世界征服を全世界に向けて宣言し、ついには世界中の生命体を支配したことを証明し、自分に逆らう者は容赦なく爆破していった。しかし、モールドはあくまでセルシア達が暮らす異世界での定理であったため、モールドが存在しない淳平たち異世界人や、異次元生物のピチ、すでに魂だけの存在となっているミケ、そしてキリカが所持していた魔法の本に閉じ込められたセルシアが操作の対象外となったため、淳平たちに反撃の糸口を与えることになってしまった。ついには、モールドを操作する星座盤と同化し、世界中の人の心を読み取る強力な力を得る。自分の前に現れた淳平たちの隙をついてセルシアを人質にし、自身にとって危険な存在である淳平たちを元の世界に戻すよう強要するが淳平たちと一緒にいたいと言うセルシアの思いを完全に支配することができず、最後には彼女に魔法で体を撃ち抜かれ消滅した。コミカルな敵役の多い本作においては珍しく、目的のためには平然と大量殺戮を行うという、非情に徹した悪役ぶりを見せている。その分、淳平に不意討ちで顔面に蹴りを入れられた挙句、世界中に裸体を晒すことになるなど、エルフを狩るモノたち側からの対応は一貫して容赦のないものであった。
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