デンキのダイナマイト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 14:06 UTC 版)
「ダイナマイトコーポレーション」の記事における「デンキのダイナマイト」の解説
店舗ブランド変更後は、「ELP(Everyday Low Plice)」を基本コンセプトとした(低)価格保障をうたい、デオデオ、ケーズデンキ、ヤマダ電機などと徹底対抗した。特に高知県などではヤマダ電機が進出する前に全店変更するなど徹底していた。その姿勢と矛盾する会員組織「やまびこ会」は、入会無料のポイントカード会員制度に移行(やまびこ会会員には、ポイント付与付移行が期間限定で行われた)し、「やまびこ会」の修理割引制度も有料の延長保証制度に刷新した。店名を連呼するオリジナルのテーマソングも制定し、店舗内でリピート再生している。 しかし、ヤマダ電機やケーズデンキの進出、ベスト電器の大型化、西村ジョイ以外の香川県外資本ホームセンターの出店が加速。特に、全国大手のヤマダ・ケーズ両社に対して価格競争力で劣性におかれていく。 2005年11月、大手家電量販店ヤマダ電機と香川県のスーパーマルナカとともに、株式会社中四国テックランドを設立。これにより、香川県・愛媛県・高知県の主要店舗(1000坪以上の店舗)を、ダイナマイトからテックランドに改装した。また、それに加えマルナカがベスト電器とフランチャイズを結んでいた店舗をダイナマイトに改装した4店舗(小豆島店、三木店、綾南店、琴平店)を加え7店舗体勢となっていた。株式会社中四国テックランドは、2008年10月15日にヤマダ電機の完全子会社となり、ダイナマイトコーポレーションとの資本関係はなくなった。これに伴い、マルナカ資本である小豆島店、三木店、綾南店、琴平店は新たに設立されたヤマダ電機とマルナカの合弁会社である株式会社デンキランドに移管され、店舗名を変更しているが、マルナカのイオングループ入りに伴い2012年に全店舗とも閉店している。 一方、「デンキのダイナマイト」のまま営業を続けていた店舗も、ヤマダ電機のフランチャイズに入ることになり、POSシステムがヤマダ電機のものに置き換えられたほか、商品の仕入れもヤマダ電機のルートを活用することとなった。フランチャイズ入り前に発行されたポイントカードとフランチャイズ後のポイントカードは、カードそのものはまったく同一の形状をしたリライタブルカードを使用しているものの互換性はなく、ポイントの移し変え等の手続きが案内された。新しいポイントカードの印字内容は、ヤマダ電機で使用しているポイントカードとほぼ同一である。ただし、ヤマダ電機で実施されている来店スロットサービスはない。なお、これら店舗もその後漸減し、残った店舗もコスモスベリーズのFC店となるなどの形で消滅した。
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