デパート巡り乗車券
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1932年(昭和7年)12月24日、京橋延伸時に「デパート巡り乗車券」の販売を開始する。上野 - 日本橋間の大人普通乗車券は10銭で「下車前途無効」(途中下車不可)であったが、デパート巡り券は上野広小路 - 日本橋間で3回まで途中下車可能、運賃を13銭としたものである。上野地下鉄ストア(上野)、松坂屋(上野広小路)、三越(三越前)、白木屋、髙島屋(共に日本橋)の各店が対象で、主婦層に向けたサービスである。 1934年(昭和9年)3月3日の銀座延伸時には利用区間を上野 - 銀座に改定し、運賃据え置きのままこれに松屋が加わっている。1941年8月31日に販売終了。 2017年(平成29年)には東京メトロの地下鉄90周年企画として、本乗車券の復刻で2018年(平成30年)1月中に使用可能な900円の東京メトロ全線1日乗車券3枚と銀座線沿線の松屋浅草、上野マルイ、松坂屋上野店、日本橋三越本店、日本橋高島屋、松屋銀座、銀座三越、西武渋谷店、東急百貨店渋谷店・東横店を対象とした百貨店特典クーポン付専用台紙をセットとした「新春デパート巡り乗車券」が9,000セット限定で抽選販売された。
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