テレビネットワークとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 05:57 UTC 版)
「ラインネット」の記事における「テレビネットワークとの関係」の解説
放送黎明期、特にテレビにおいてはラインネットの設備自体が限られており、テープネットによるものが多かった。さらに、送り手が複数あっても、地方単位で伝送設備が一系統しかなく、その地方での生ネット番組は同じ編成になる場合が多かった。 テレビネットワークの加盟組織が、九州(やや開局が遅かった佐賀県を除く)の民放テレビ第一局目はJNN、東北の日本海側である山形県および秋田県・四国地方の民放テレビ第一局目はNNN・NNS系列になっているのはこのためとも言われている。ちなみに東北の日本海側は山形放送が、四国は四国放送がNNS系列を選択したため、隣県の放送局もNNS系列になった。 琉球電信電話公社が1964年9月1日に開設した日琉マイクロ回線は、九州地方から転送している関係で、開設当初はNHKとTBS系列の放送内容しか送受信出来なかった。そのため、復帰後にTBS系列局となる琉球放送はTBS系列の番組を中心とした内容となったが、当時独立放送局だった沖縄テレビ放送は、沖縄放送協会が開局するまでの間、NHKニュースを内地からのニュースとしての扱いでネットした。その日琉マイクロ回線は、本土復帰後にNTT中継回線に統合されることになる。
※この「テレビネットワークとの関係」の解説は、「ラインネット」の解説の一部です。
「テレビネットワークとの関係」を含む「ラインネット」の記事については、「ラインネット」の概要を参照ください。
- テレビネットワークとの関係のページへのリンク