テルスタークリムソン【テルスタークリムソン】(草花類)
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登録番号 | 第4156号 |
登録年月日 | 1994年 11月 22日 | |
農林水産植物の種類 | ダイアンサス | |
登録品種の名称及びその読み | テルスタークリムソン よみ:テルスタークリムソン |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2003年 11月 26日 | |
品種登録者の名称 | タキイ種苗株式会社 | |
品種登録者の住所 | 京都府京都市下京区梅小路通猪熊東入南夷町180番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 伊藤秋夫 飯牟禮俊郎 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,出願者所有の石竹の雄性不稔系に出願者所有の美女撫子の矮性系を交配して得られる交雑品種であり,花色は濃紅で一重の花壇及び鉢物向きのやや小輪花 である。 繁殖上の型は種子系,草姿は直立性,開花時草丈は30.0~39.9cmである。茎の太さは3.0 ~3.9 mm,茎の色は草丈の1/2の所が緑+赤紫,1/8の所が紫~赤紫,節部の色は草丈の下から1/2の所が淡緑+赤紫,1/8の所が紫~赤紫,最長節間長は6.0 ~ 7.9 cm,節数は6.0 ~7.9 節である。最大葉長は100 ~120 mm,幅は18.0 ~23.9 mm, 葉の先端の形は鈍円形,表面の色は濃緑,アントシアニン及びワックス発現程度は無,光沢は中である。花房の形は側生花有,花の重ねは一重,花形は円形,直径は 3.0~ 3.9cm,花弁数は 5.0~5.9,花弁の長さは30.0~39.9mm,幅は15.0~19.9mm,先端の鋸歯の形は中,波状程度は低,重なりの程度は接する,表面の色は濃紅(JHS カラーチャート0108),花色の分布は単色,花色の分離は5%未満,雌ずいの長さは 10.0 ~14.9mmである。がく筒の長さは15.0~19.9mm,太さは5.0 ~6.9 mm,色は緑+赤紫,苞葉の形は5型,数は4枚である。花の香りは低,開花期の早晩性は早,開花習性は四季咲きである。 「ファイヤーストーム」と比較して,茎の色が草丈の下から1/2の所は緑+赤紫, 1/8 の所が紫~赤紫であること,節部の色が草丈の下から1/2の所は淡緑+赤紫,1/8 の所が紫~赤紫であること,花弁の表面の色が濃紅であること等で,「テルスターミックス」と比較して,花色の分離が5%未満であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和52年,出願者の農場(滋賀県甲賀郡甲西町)において,出願者所有の美女撫子の矮性系から選抜した個体を自家受粉していくつかの固定系を得,56年にこれを父として,出願者所有の石竹の雄性不稔系と組み合わせ能力検定をし,白色で矮性の組み合わせを選抜,59年にF1 形質の発現が均一であることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「テルスターレッド」であった。 |
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