テオ・アダムとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > テオ・アダムの意味・解説 

テオ・アダム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/24 19:16 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

テオ・アダムTheo Adam, 1926年8月1日 - 2019年1月10日)は、バス・バリトンの音域をもつドイツの著名な声楽歌手オペラ歌曲カンタータの分野で幅広く活躍。1955年に宮廷歌手の称号を授与された。

Theo Adam, 1987

略歴

1926年8月1日ドレスデンにて生まれる。1946年から1949年までルドルフ・ディートリヒに声楽を師事。1949年に生地のドレスデンで《魔弾の射手》のヘルミット役でデビューする。1952年にはバイロイト音楽祭に出演した。

1969年メトロポリタン歌劇場において、ヨーゼフ・ローゼンシュトックの指揮で《ニュルンベルクのマイスタージンガー》のハンス・ザックス役を演じ、バス=バリトン歌手としてデビューする。1972年には、ビルギット・ニルソンジョン・ヴィッカーズと共演して、ヘルベルト・フォン・カラヤンが指揮と舞台監督を行う《ニーベルングの指環》に(ヴォータン役で)1年を通して出演した。1988年には、ジェームズ・レヴァインの指揮するメトロポリタン歌劇場に復帰して、《ワルキューレ》の公演でジークムント役のペーター・ホフマンと共演した。

1966年から1967年までカール・ベームの指揮で《ニーベルングの指環》の録音に出演している。その他の主要な録音に、1968年オットー・クレンペラーの指揮とアニア・シリアとの共演による《さまよえるオランダ人》、1970年にカラヤンの指揮による《ニュルンベルクのマイスタージンガー》、1975年ルネ・コロとの共演による《パルジファル》、1976年にエッダ・モーザーやリチャード・キャシリーとの共演による《レオノーレ》が挙げられる。1980年から1983年にかけては、マレク・ヤノフスキの指揮で《ニーベルングの指環》を再録しており、1984年には、ルチアーノ・ベリオの《アスコルトの王様(イタリア語: Un re in ascolto)》の初演の録音(ロリン・マゼールの指揮とカラン・アームストロングとの共演による)にも出演した。

2019年1月10日に死去。92歳没[1]

出典

[ヘルプ]
  1. ^ Opernsänger Theo Adam gestorben (ドイツ語). ディ・ヴェルト. (2019年1月11日). https://www.welt.de/newsticker/dpa_nt/infoline_nt/boulevard_nt/article186930414/Opernsaenger-Theo-Adam-gestorben.html 2019年1月13日閲覧。 

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「テオ・アダム」の関連用語

テオ・アダムのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



テオ・アダムのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのテオ・アダム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS