ツールと互換性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 09:54 UTC 版)
COLLADAは、本来はデジタルコンテンツ制作 (DCC) ツール間でデータをやり取りするための交換用フォーマットを意図していた。いくつかのDCCツールにはそのためのアプリケーションが存在している。例えば、Maya向けのColladaMaya、3ds Max 向けのColladaMax、Poser(v7.0で組み込み)、LightWave 3D(v9.5で組み込み)、Cinema 4D、Softimage|XSI、Houdini、MeshLab、SketchUp、Blender、modo、Strata 3D などがある。Adobe Photoshop はバージョンCS3からCOLLADAの .dae ファイルを扱える。Unreal Engineなどのゲームエンジンもこのフォーマットを採用している。 2つのオープンソースのユーティリティライブラリ、COLLADA DOM とFColladaで、COLLADA文書の単純なインポートとエクスポートが可能である。COLLADA DOM はCOLLADAスキーマからコンパイル時に生成される。パーサを手で書く手間を省く程度のインタフェースを提供するが、1つのバージョンのCOLLADAしか読み書きできず、新バージョンへのアップグレードが難しい。対照的に、FCollada(Feeling Software 製)はより高度なインタフェースを提供し、あらゆるバージョンのCOLLADAをインポート可能である。FColladaは、ClladaMaya、ColladaMax、いくつかの商用ゲームエンジンで使われている。 いくつかのアプリケーションはCOLLADAをネイティブなフォーマットとして採用しているし、複数の入力フォーマットのひとつにしているものもある。Google Earth(リリース4)は、COLLADA (1.4) をネイティブなフォーマットとして採用し、地球上の各種オブジェクトの記述に使っている。ユーザーはCOLLADA (.dae) ファイルをバーチャルな地球の上にドラッグ・アンド・ドロップするだけでよい。一方 Google SketchUp Pro は .kmz ファイルを生成できる。これはKMLファイルやCOLLADA (.dae) ファイル、全てのテクスチャイメージファイルなどを ZIP でまとめた形式である。 MacOS上でのサポート Mac OS X 10.6以降、COLLADAを標準ファイルとして扱えるようになり、FinderやQuickLook、PreviewといったOS標準ツールでの簡易プレビューが可能となった。
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