チェイサー
追跡者、狩人を表す言葉。獲物(未来)に向かって邁進するという意味を込め、車名としては男のロマンを追い求めるクルマをイメージしていた。1977年6月に初代モデルが世に出たが、これは3代目コロナ・マークⅡとの双生児車だった。だが、マークⅡとは販売チャンネルが異なり、またマークⅡよりもスポーティな特性を盛り込んでいた。これは、狙いとするユーザー層をヤングおよびニューファミリー層と定めていたからだった。ボディタイプは4ドアセダンとハードトップの2種。1.8Lと2Lエンジンがあった。80年10月にフルモデルチェンジした2代目では、6気筒2Lと直4の2L、1.8Lに加えて2.2Lディーゼルエンジンもラインアップした。さらにスポーティなGT用として4気筒2LのDOHCユニットがあった。ボディはセダンが6ライトタイプに、ハードトップが2ドアから4ドアヘと変身した。
84年8月、3代目デビュー。このときから4ドアハードトップだけのボディタイプになった。エンジンは6種とバラエティに富んでいた。といっても、ボディ以外はマークⅡと共通コンポーネントを使っていた。4代目(88年8月発売)で全体的にやや大きくなるが、5ナンバー枠にはまっていた。しかし、5代目(92年10月発売)で、ついにその枠を超えてしまった。ボディタイプは4ドアのピラードハードトップに変わった。
96年9月、6代目へ進んだ。GOAボディを採用。エンジンは4気筒1.8L、6気筒DOHCの2L、2.5L、3L、2.5Hターボ、そしてSOHC2.4Lのディーゼルターボと6タイプが揃った。ボディはサッシュレスの4ドアハードトップ。デビュー時と変わらず、走りのポテンシャルを前面にうたったクルマだった。98年8月にマイナーチェンジを行ったが、フロントまわりの意匠変更と安全装備の充実、2L・1G-FEエンジンのVVT-i採用などが主な変更点。このエンジンを積んだ4WD・i-Fourモデルも設定した。
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