ダイバーシティの種類とは? わかりやすく解説

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ダイバーシティの種類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 10:06 UTC 版)

ダイバーシティ」の記事における「ダイバーシティの種類」の解説

空間ダイバーシティ。 2本のアンテナが1/2波長以上離れていれば、それぞれのアンテナ受信状態の相関はないといわれている。アンテナ選択方式 複数アンテナ用意し、単に電波が強いほうのアンテナスイッチ切り替える方式である。フェージング軽減目的であり、電波そのもの強くなるわけではない最大比合成方式 複数アンテナ間隔適切に離して用意し、強い電波拾ったアンテナ同士位相揃えて合成する方式である。上述アンテナ選択方式電波そのもの強くするわけでないのに対しゲインを得ることができる。 また、可変減衰器位相器を用いて任意に指向性変化させ(ビームステアリング)、ヌル点(不感点)を作り出し(ヌルステアリング)干渉軽減のために用いるのがアダプティブアレイアンテナビームフォーミング)である。 さらに、複数減衰器位相器系を用いて空間的に離れた複数ビーム形成(マルチビーム)することにより、同一時刻同一周波数多重通信を行うことができる。これが空間分割多元接続SDMA)に応用される偏波ダイバーシティ 偏波面互いに90異なアンテナ用意し受信信号合成するか、電波が強いほうの偏波切り替える方式である。偏波反射回折により変動するため、送信波と異なった偏波受信したほうが良いことがあるまた、携帯電話機のようにアンテナ角度そのもの実際に変動する場合にも有効である。 さらに、複数偏波アンテナによりアダプティブアレイアンテナ構成し反射波回折波交差偏波成分を含む)を抑圧し直接波(送信時偏波同一)への干渉軽減する角度ダイバーシティ 複数指向性を持つアンテナを、別々の角度設置して受信信号合成するか、受信出力大きアンテナ切り替えて受信する方式。 マルチパスダイバーシティ アダプティブアレイアンテナのビーム・ヌル点形成マルチパスに対して行うと、マルチパスダイバーシティとなる。すなわち、マルチパス数分素子用意することにより、干渉波を除去すれば選択性フェージング対策となる。なお、マルチパスに対してビーム・ヌル点形成を行うにはLMSLeast Mean Squareアダプティブアレイアンテナが必要。 逆に送信側受信側共に複数マルチパスに対して同一のビーム・ヌル点形成行えばマルチパス多重化用いることができる。これをMIMO応用する。 サイトダイバーシティ 複数の送信局から同時送信した電波受信側合成する方式である。 周波数ダイバーシティ 異な周波数ではフェージングピッチも異なるため、1本のアンテナダイバーシティ効果を得ることができるが、2倍の周波数占有する。ただしデジタル変調場合は元のデータレートを半分にすることにより占有周波数同等にできる。 時間ダイバーシティ 移動している場合フェージングの状態が時々刻々と変わるため、時間ずらして同じ内容送信することで、1本のアンテナダイバーシティ効果を得ることができるが、受信完了までに2倍の時間がかかるまた、TDMA場合は2倍のスロット占有することになるが、デジタル変調では元のデータレートを半分にすることにより占有時間数同等にできる。 送信ダイバーシティ 受信時選んだアンテナ送信に使う方式である。送受信周波数が同じであること、移動速度が遅いことが適用条件になる。TDMA/TDDやTD-CDMA方式などで採用される再送ダイバーシティ

※この「ダイバーシティの種類」の解説は、「ダイバーシティ」の解説の一部です。
「ダイバーシティの種類」を含む「ダイバーシティ」の記事については、「ダイバーシティ」の概要を参照ください。

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