ダイアナ (ブライアン・アダムスの曲)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/08 05:21 UTC 版)
「ダイアナ」(Diana) は、カナダの歌手ブライアン・アダムスの楽曲。アダムスがジム・ヴァランスと共作した曲で、イギリス盤シングル「ヘヴン (Heaven)」のB面に収められていたが[1]、アダムスのアルバム未収録曲の中では、最も知られた曲のひとつである。ポルトガルでは、シングルとして発売された[2]。
背景
この曲は、1984年3月に、カナダのバンクーバーで書かれた。チャールズ3世(当時皇太子)とダイアナ妃の結婚について歌った、明るく楽しい歌として意図された作品である。この曲は、アダムスのアルバム『レックレス』に収録されなかったが、これは、この曲が王室への不敬にあたると受け取られることを懸念したためであった。しかし、この曲はその後、1985年に、シングル「ヘヴン」のイギリス発売盤のB面曲となった[1][3]
歌詞
歌詞の内容は、歌い手が最初に雑誌で見かけ、後にテレビで見た、有名人のダイアナに憧れるというものである。歌い手は、ダイアナへの愛を語り、彼女の現在の夫(具体的な名は示されない)は、彼女にふさわしいほど立派ではないとほのめかす。歌い手はダイアナに、夫と別れるよう願い、もし自分と一緒になっていれば「社交界」の一員でいなくてもよかったのに、とほのめかす。
この歌は、ダイアナとチャールズ皇太子について歌っていると思われているが、誰のことを歌っているかは断定的には語られていない。さらに、歌われているダイアナが、何をする人物かについても、彼女が広く知られた有名人であるということ以外、何も語られていないし、チャールズが名前や肩書きで言及されることもない。ただし、歌詞の中でダイアナは「僕の夢の女王 (the queen of all my dreams)」として言及され、王室との関係も暗示されている。
メディアの反応
共作者であるジム・ヴァランスによれば、このレコードを手に入れたイギリスのマスコミは、アダムスがダイアナに不適切な感情を抱いて皇太子チャールズを侮辱しているとして「スキャンダルに仕立てようとした (attempted to fabricate a scandal)」という[3]。
ライブでの演奏
アダムスは、この曲をライブでよく演奏していたが、ダイアナの死去後はこの曲を封印して演奏しなくなった[4]。
脚注
- ^ a b Bryan Adams – Heaven - Discogs:アメリカ合衆国などで発売された盤では、「ヘヴン」のライブ版がB面に収録された。
- ^ Bryan Adams – Diana - Discogs
- ^ a b Vallance, Jim. “Diana”. JimVallance.com. オリジナルの2010年9月28日時点におけるアーカイブ。 2010年8月10日閲覧。
- ^ www.18tilidie.co.uk Archived 2007年8月6日, at the Wayback Machine. - Tour Facts section
関連項目
「ダイアナ (ブライアン・アダムスの曲)」の例文・使い方・用例・文例
- 猫が死んだ時、ダイアナは錯乱状態になった。
- 彼はダイアナの歌に非常に感銘を受けたので、彼女にラジオで歌うように依頼した。
- ダイアナもな、お前と半分血がつながってるんだ。
- ダイアナ妃.
- メディアはダイアナ元妃の死に固着している
- この新作映画は,英国の作家,ダイアナ・ウィン・ジョーンズによって書かれた同名の児童書に基づいている。
- その時,チャールズ皇太子は天皇陛下の即位の礼に出席するために故ダイアナ元妃と訪れた。
- それは彼の父親であるチャールズ皇太子が1981年に彼の母親である故ダイアナ妃に贈った婚約指輪だった。
- ウィリアム王子の両親であるチャールズ皇太子と故ダイアナ妃の1981年の結婚以来,英国でこれほど注目を集めた結婚式はなかった。
- まもなく,ジョンはサラ(ダイアナ・アグロン)に恋をする。
- 1981年,チャールズ皇太子とダイアナ・スペンサー嬢の結婚式がここで行われた。
- 国葬より一段階下で,故皇太后や故ダイアナ妃の葬儀と同等のものだった。
- 故ダイアナ妃は同じ病院でウィリアム王子とヘンリー王子を出産した。
- ダイアナ
- これは英国のダイアナ妃の人生についての映画である。
- 1995年,ダイアナ妃(ナオミ・ワッツ)が夫のチャールズ皇太子と別居し始めてからほぼ3年たった。
- 鍼(しん)灸(きゅう)師(し)で友人のウーナ・トッフォロ(ジェラルディン・ジェームズ)は,ダイアナが胸の内を打ち明けられる数少ない人々のうちの1人だ。
- ウーナの夫が病気になったとき,ダイアナは彼女に付き添うために病院に向かった。
- そこでダイアナはハスナット・カーン医師(ナヴィーン・アンドリュース)と出会う。
- ダイアナは,自分を有名人扱いしないハスナットにひかれる。
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