ターボ・点火・補機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 10:23 UTC 版)
「トヨタ・G16E-GTS」の記事における「ターボ・点火・補機」の解説
フリクション軽減やレスポンスの向上のため、ターボのタービンにセラミックボールベアリングを採用している。インタークーラーはラリーでのメンテナンス性を考慮して空冷式である。なお、『RZ“High-performance』には冷却スプレー機能が追加装着されている。また、純正状態でBMEP(正味平均有効圧力)が28.7barも掛かっていて、近年の国産エンジンとしては異例である。 点火系にはダイレクトイグニッションが採用され、一つの気筒に対し一つのダイレクトイグニッションコイルが備わる。点火プラグにはイリジウム合金製でプラチナコーティングが施されている先端電極を採用。点火順序は1番気筒→2番気筒→3番気筒の順である。 空燃比センサーは冷寒時の排ガス低減を行うために新開発品が採用されている。当機が開発される以前のトヨタ自動車の空燃比センサーは氷点下で数分、25℃の平常気温で10秒ほど始動が出来ない時間があったが、当機の排ガス浄化性能を向上させるためトヨタとデンソーが共同で新開発した空燃比センサーを使用し、始動不可の時間を3 - 5秒ほどに短縮。トヨタの従来型空燃比センサーを搭載するエンジンと比べ一酸化炭素と炭化水素を冷寒時は約50%、25℃時は20%削減している。 冷却ファンはコントロールユニットの制御で動作し、水温や車速、エンジン回転に応じて無段階的に制御される。また、オイル潤滑装置は一般的な形状をとり、クランクシャフトからチェーンを介して駆動される。 その他補機などはM15A型エンジンやA25A型エンジンと同様なものが採用されている。
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