タム5300形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/07 04:44 UTC 版)
「国鉄タム4600形貨車」の記事における「タム5300形」の解説
1958年(昭和33年)10月3日にタム3250形より1両(タム3333)の専用種別がトリオールに変更され形式名は新形式であるタム5300形とされた。1961年(昭和36年)3月24日には、日本車輌製造にて2両(タム5301, タム5302)が新規に製作された。 落成時の所有者は、関東タール製品(その後「関東タール」へ社名変更)、日本石油輸送の2社であった。日本石油輸送所有車は1963年(昭和38年)5月10日に住友化学工業へ名義変更されたが翌1964年(昭和39年)10月26日に日本石油輸送へ復帰した。同年12月28日にはタム8800形(タム8800, タム8801)へ改造された。 1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「燃31」(燃焼性の物質、引火性液体、危険性度合2(中))が標記された。 車体色は黒色、寸法関係は全長は7,900mm、全幅は2,230mm、全高は3,767mm、軸距は3,900mm、実容積は18.3m3、自重は11.0t、換算両数は積車2.6、空車1.2であり、走り装置は二段リンク式であった。 1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には1両の車籍がJR貨物に継承されたが、1992年(平成4年)7月に廃車となり同時に形式消滅となった。
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