タバコモザイク・ウイルスとは? わかりやすく解説

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タバコモザイクウイルス [Tabaco mozaic virus: TMV]

 植物ウイルス代表的なウイルスで、このウイルス含めてオオバコランマメトマトキュウリアブラナなど多数のモザイクウイルスをタバモウイルス群(Tabamovirus)とよばれている。タバコモザイクウイルスは1892年D.イワノウスキー(ロシア)によって、細菌濾過器通過する微小な病原体としてみいだされ人類ウイルスの実体認めた最初ウイルスである。その後、W.M.スタンレー(アメリカ)がこのウイルスの結晶化成功して以来多くウイルスの研究発展した。このウイルス遺伝子である核酸として、らせん状のRNAをもち、その外側タンパク質から成る外被(カプシド)がある棒状ウイルスである。微生物学生化学電子顕微鏡技術などの進歩伴って、このウイルス核タンパク質であること、RNA部分感染性があること、RNAタンパク質部分から完全なウイルス粒子(ビリオン)が再構成されることなどが、他のウイルスの研究先駆けて明らかにされた。




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