タコ部屋労働により建設されたとされる構造物(建造物)
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「タコ部屋労働」の記事における「タコ部屋労働により建設されたとされる構造物(建造物)」の解説
常紋トンネル(石北本線)- タコ部屋労働関連の怪談が伝わっている。1970年(昭和45年)になって、金華信号場(旧・金華駅)側のトンネル坑口付近で犠牲者と推定される人骨が50体以上発見されている。また、人柱の存が伝えられているが、同じく1970年のトンネル内待避所の拡張工事の際に、頭蓋骨を損傷した労働者の遺骨が壁の中から発見されている。トンネル付近には、工事の際に命を落とした労働者の慰霊碑が建つ。 名雨線(深名線の一部)、雨竜第1ダム - 旧・深名線湖畔駅そばに、鉄道およびダム工事で命を落とした労働者を慰霊する碑がある。また、蕗ノ台駅近くには廃寺を利用した展示資料館がある。彼らの命と引き換えに建設された同線もすでに廃線となった。 越川橋梁(根北線)- 労働者11人が命を落としている。 旧・狩勝トンネル(根室本線) 藻岩発電所(札幌市南区)- 豊平川の水流を利用した水力発電所。発電所付近に慰霊碑が建つ。 浅茅野飛行場(猿払村) 尾幌トンネル(花咲線) 北海灌漑溝 作業中に殉職した人夫は堤防などに埋められたという目撃証言が多数。 戸井線(函館市) - 銭亀沢支所管内古川地区の汐泊川付近(第二工区)に30人規模のタコ部屋が設けられていた。昼間のみ人力にて作業し、冬季間は休止していた。 その他北海道内の炭鉱、鉱山、国道、鉄道、ダム、トンネル、用水路など多くの土木工事がこの労働によって行われた。
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