宝の華 K-3806【タカラノハナ K-3806】(きのこ類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9505号 |
登録年月日 | 2001年 10月 18日 | |
農林水産植物の種類 | ぶなしめじ | |
登録品種の名称及びその読み | 宝の華 K-3806 よみ:タカラノハナ K-3806 | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | タカラバイオ株式会社 | |
品種登録者の住所 | 滋賀県大津市瀬田三丁目4番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 河野由己太、田中裕子、前田茂伸、西村哲次郎、松井侑 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者の保存菌株どうしを交配して育成されたものであり、菌さん中央部の色が暗黄褐色で、菌柄の形が細長の空調施設栽培向きの品種である。菌糸の最適生長温度は22℃、菌糸密度は普通である。種菌接種から菌かきまでの培養期間は51~60日、菌かき後の最適温度における子実体収穫までの期間は20~25日、芽出し最適温度は15~18℃、子実体の生長最適温度は15~17℃である。子実体の発生型は株状型、収量は121g以上/瓶、有効茎本数は41本以上である。菌さんの大きさは中、断面は丸山形、中央部及び周縁部の色は暗黄褐色、肉の厚さはやや薄、肉質は普通、斑紋の多少及び大小は中、分布の状態は中央部、明瞭度は普通である。菌しゅうの色は淡橙黄色、並び方は正常、幅及び密度は普通である。菌柄の長さは普通、菌さんへのつき方は中心生、形は細長、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は1.5~2.0、肉質は普通である。「宝の華M-8171」と比較して、菌糸の最適生長温度が低いこと、収量が多いこと、菌さんの中央部の色が暗黄褐色であること等で、「宝の華K-6806」と比較して、菌糸の最適生長温度が低いこと、種菌接種から菌かきまでの培養期間が短いこと、菌さんの中央部の色が暗黄褐色であること等で区別性が認められる。なお、「宝の華M-8171」及び「宝の華K-6806」との対峙培養において、明確な帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成5年に出願者の施設(滋賀県大津市)において、出願者の保存菌株(鳥取、三重県産)どうしを交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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