高嶺枝垂【タカネシダレ】(観賞樹)
登録番号 | 第14389号 | |
登録年月日 | 2006年 7月 13日 | |
農林水産植物の種類 | かえで | |
登録品種の名称及びその読み | 高嶺枝垂 よみ:タカネシダレ | |
品種登録の有効期限 | 30 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 田中豊 | |
品種登録者の住所 | 東京都国分寺市北町3丁目18番地4号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 田中豊 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、イロハカエデ「紅葉青枝垂」の枝変わりであり、成葉は暗黄緑色で白色と黄色の切斑、うぶ斑及び掃込斑が入り、紅葉の色は濃橙赤の鉢物及び庭園樹向きの品種である。樹形は枝垂、樹高は低、樹皮の色は灰褐、樹幹の表面の状態は平滑、樹皮の光沢は無である。枝の太さは中、1年枝の色は萌芽時及び夏期は黄緑、冬期は緑、新梢の毛の有無は無、分枝性は側芽が強く伸びる、粗密及び節間長は中である。単葉か複葉かの区別は単葉、単葉の全体の形は円形、裂片数は7~11裂、裂片の切れ込みの深さは全、裂片の形は狭卵形、状態は平、鋸葉の形は粗鋸歯、葉の先端の形は尾状鋭尖、基部の形は心臓形、単葉の長さ、幅及び厚さは中、幼葉の色は濃黄緑(JHS カラーチャート2708)、成葉の色は展開直後は穏黄緑(同3312)、夏期は暗黄緑(同3308)、紅葉の色は濃橙赤(同0707)、裏面の色は緑、斑の有無は有、斑の均一性は不均一、斑の形は切斑、うぶ斑及び帰込斑、斑の色は白と黄、葉柄の長さ、葉身長と葉柄長との比較及び葉柄の太さは中、色は黄緑、毛の有無は有、展開期は中である。「紅葉青枝垂」と比較して、葉に斑があること等で、「切錦」と比較して、1年枝の萌芽時の色が黄緑であること、葉に斑があること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成6年に育成者のほ場(東京都国分寺市)において、イロハカエデ「紅葉青枝垂」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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