タイのトゥクトゥク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 02:18 UTC 版)
トゥクトゥクはタイで普及している三輪自動車のタクシーであり、三輪自動車として製造された車両を利用している。名前の由来は「トゥクトゥク」と音を立てて走行することによるとする説が有力である。 トゥクトゥクにはナンバープレートがあり、自動二輪車や四輪自動車の運転免許ではトゥクトゥクは運転できない。また。タクシーの営業は法律上タイ国籍者にしか許されていないため、このトゥクトゥクの免許もタイ国籍保有者のみに与えられる。 トゥクトゥクはバンコクなど大都市を中心として主に観光客によって面白みのある移動手段として盛んに利用されている。観光客が利用しようとするとタクシーより割高なのが普通である。 かつては日本から輸入したダイハツのミゼットなどのオート三輪をタクシーに改造した、現在のタイのトゥクトゥクとはデザインの異なるものもあった。日本の郵政省(現・日本郵政グループ)が郵便収集車をダイハツの3輪トラック『ミゼット』から4輪トラックに変えた際に、中古のミゼット(主にバーハンドル仕様のDK/DS型系)をODAとしてタイに並行輸出したのが発端とされ、1965年に日本で三輪自動車生産が許可されなくなり日本での製造が止まってからタイ国内で三輪自動車の生産が本格化したとされる。 タイ・バンコクのトゥクトゥク 斜め後ろから見たトゥクトゥク バンコクのトゥクトゥクの車内のアップ
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