ソビエト連邦のミサイル艦とは? わかりやすく解説

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ソビエト連邦のミサイル艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/26 07:07 UTC 版)

ミサイル艦」の記事における「ソビエト連邦のミサイル艦」の解説

ソビエト連邦(以下、ソ連)では、1950年代より実用化された大型ミサイルの上艦種として小型ミサイル艦ロシア語: Ма́лый раке́тный кора́бль, МРК)を制定した下位艦種大型ミサイル艇が多くても 4 基の中射程艦対艦ミサイル発射装置しか搭載しなかったのに対し小型ミサイル艦は 6 ないし 8 基の発射装置搭載した船体比較大型で、各種装置充実していた。この時期代表的な艦種としては、 1234 「オーヴォト」設計小型ミサイル艦挙げられる一方砲熕兵装主兵装とした従来型艦隊水雷艇駆逐艦)がミサイル艦化すると、1966年5月19日からそれらは大型ミサイル艦(Большо́й раке́тный кора́бль, БРК)へ類別改められた。これもやはり中射程艦対艦ミサイル装備する攻撃であった任務は、艦隊同行し敵艦隊の護衛艦船をミサイルによって撃破することであった。その代表は、 56-M 設計とその近代化改修型 56-U 設計発展型の 57-bis 設計挙げられる。しかし、本来対潜専用であった大型対潜艦艦対艦ミサイル搭載する万能艦に発展すると、大型ミサイル艦はその存在意義失い大型対潜艦改修されるなどして類別廃止された。 ソ連海軍大型小型ミサイル艦重視した背景として、冷戦期強力な航空母艦多数保有していたアメリカ海軍対抗する手段として、同様な空母機動艦隊整備することが不可能であり、代替手段として、空母よりはるかに低いコストで、空母拮抗しうる手段として、ミサイル攻撃力着目したということがあった。 56-M 設計大型ミサイル艦「ネウロヴィームイ(ロシア語版)」。 57-bis 設計大型ミサイル艦「グネーヴヌイ(ロシア語版)」。 12341 「オーヴォト-1」設計小型ミサイル艦「ミラーシュ(ロシア語版)」。

※この「ソビエト連邦のミサイル艦」の解説は、「ミサイル艦」の解説の一部です。
「ソビエト連邦のミサイル艦」を含む「ミサイル艦」の記事については、「ミサイル艦」の概要を参照ください。

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