ソビエト連邦の崩壊後、現在
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/20 10:24 UTC 版)
「血の上の救世主教会」の記事における「ソビエト連邦の崩壊後、現在」の解説
1970年7月、血の救世主教会の管理権は聖イサアク大聖堂(同聖堂も、この時点では、公共博物館として使用されていた)に譲渡された。聖イサアク大聖堂の収入は血の上の救世主教会の復旧へ集約されていった。27年に渡る修復工事を終え、1997年8月血の上の救世主教会は、およそ60年ぶりに一般公開された。しかし、血の上の救世主教会は、ロシア革命以前から公的な礼拝としてではなく暗殺されたアレクサンドル2世を慰霊していたロマノフ家の施設であったという理由で正教会の大聖堂としての完全な復活はなされず、公的な奉神礼は殆ど行われる事のない、麗々しいモザイク博物館として再開することとなった。但し、聖堂の性格から正教会の永眠者のための祈りであるパニヒダは稀に行われている。 現在サンクトペテルブルクの主な観光名所のうちのひとつとなり、多くの人々が参観に訪れるようになっている。
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