ソウルの中国語表記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 07:39 UTC 版)
現在、中国語圏ではソウルを「首爾(首爾 / 首尔)」(拼音: Shǒuěr、広東語:Sau2yi5)と呼称・表記している。 中国語圏で「ソウル」は、長らく朝鮮王朝時代の「漢城(漢城 / 汉城)」(拼音: Hànchéng)の名で呼ばれていた。2005年1月19日、李明博ソウル特別市長(当時)は記者会見で、「ソウル」の中国語表記を、原音に近づけるとともに「首都」の意味も含ませた「首爾(首爾 / 首尔)」とすることを発表した。 これを受けて、台湾と香港の報道機関は表記を「首爾」に改めた。中国でも、2005年中頃から中国青年報などの報道機関や中国南方航空などの航空会社で「汉城」から「首尔」へと表記を改め始め、10月には中国政府も「首尔」表記への変更を行った。 なお、まれに朝鮮語の漢字と組み合わせて使われる例もあるが(例:KORAILの案内における「首爾驛」など)、あくまでもソウルの漢字表記は中国語圏用のものであり、朝鮮語としての表記ではない。朝鮮語としての「ソウル」の表記はこれまでどおりハングルのみの「서울」である。
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